幼い息子が知らないうちに私のiPhoneをさわってしまったことにより起こった悲劇。誤ったパスコードを連打して打ち込んだようですが、具体的に何回間違ったのかまでは分かりません。
スマホ等が数十年間ロックされてしまうという事態、実は珍しいことではないようで、SNSに「うちも同じ状況です」というコメントが思いのほか沢山届きました。
ちなみに2018年には上海でiPhoneが47年間ロックされてしまったという女性が、2019年にはアメリカでiPadが48年間ロックされてしまったという男性がそれぞれニュースに取り上げられています。そのどちらも、原因は子供が勝手にさわってしまったことでした。意外と「あるある」なのかもしれませんね。
それにしてもこんな事態を招く前に防ぐことは出来なかったのか?SNSで皆さんから寄せられた対策は主にこの2つでした。
1. そもそもパスコードを設定しない。
2. 子どもの手の届く場所にスマホを置かない。
★小さなお子さんが居るご家庭では、置き場所を工夫することが一番重要な予防ポイントと言えるかもしれません。
★セキュリティー上の観点から「パスコードを設定しない」というのは必ずしもベストな対策ではないかもしれませんが、状況によっては有効かもしれません。
検証を兼ねて、とりあえずこのスマホをしばらくそっと寝かせてみることにしました。
すると興味深い現象が。53年間あったはずのロック期間が、5か月の間になぜか18年間まで減少!iPhoneが最初に示した「待ち時間」というのは、その後の状況によって急激に減少する場合があるということが分かりました。憶測にすぎませんが、このまま刺激せず寝かせていれば、数か月以内のうちにロックが解除される可能性もあるということなのかもしれません。
※ちなみにiPhoneの日付がなぜか同じ日でずっと止まっていた為、混乱を招かないように写真内では消してあります。
ロック時間が18年間に減ったとはいえ、やはり出来ることなら何とかして今すぐ復活させたい!…というわけで、ネット民の皆様から寄せられた貴重な解決アイデアがこちらです。
●「リカバリ経由でアップデートしたら?」
●「PCに繋いでiCloudで解除」
●「データは消えちゃうけど、PCからリカバリーモードで復元」
●「お店に持って行って直してもらう」
いろいろとアドバイスを読み漁った結果、最も多かった「リカバリーモードで解決」という方法を試してみることにしました。
リカバリーモードにしたスマホをパソコンに繋ぐと、「アップデートする」「復元する」という2つの選択肢が表示されました。復元した場合はデータがすべて消えてしまうとのことだったので、まずはアップデートしてみて問題が解決されるかどうかを試してみることに。
その後、無事にアップデートは完了しましたが、画面には相変わらずロックがかかったまま…!仕方がないので最後の手段、「復元する」を試してみることにしました。
この「復元する」というのは、iPhoneを出荷状態に戻す作業だそうです(つまり初期化?)。当然すべてのデータが消えてしまいますが、背に腹は代えられません。5分ほどで作業が完了しました。
なんと、ロックの解除に成功しました!
再びこのホーム画面を見られる日がくるなんて夢のようです。
もしスマホが長時間ロックされてしまった場合は、この「リカバリーモードから復元」という方法を試してみるのが良さそうでです。データは飛んでしまいますが、再び使用できるようになるはずです。それでもダメなら、お店に持って行って直してもらうことも可能なようなので、希望を捨てずに頑張りましょう!
テクノロジーは日々進化しているので、もしかすると最新のデバイスではこのような事態は起きないような仕様になっているのかもしれませんが、仮に同じような状況に陥ってしまった人の参考になればと思い、覚え書きとしてこの記事をシェアしました。デジタル系の知識はゼロなので、これが最善の解決方法だったのかどうかは分かりませんが、お役立て頂けましたら幸いです。
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