プレスリリース

兵庫教育大学教材文化資料館では、2025年4月1日から8月31日まで『おかえり!長岡先生―「考えあう授業」をもう一度』展を開催しています。
かつて本学の教授も務めた長岡文雄は、昭和18年から約30年にわたり、現・奈良女子大学附属小学校の教員として、子どもの興味や価値観に基づき、学習する子どもが主体となる授業づくりを実践していました。特に初等社会科教育に大きな足跡を残し、現在も多くの教育者に影響を与えています。
長岡がどのように子どもたちをさぐり、授業づくりに生かしていたのか、実際の子どもの作文や授業の記録など、貴重な資料をもとに、長岡の取り組みを紹介します。
■ 展覧会概要
- 名称:おかえり!長岡先生―「考えあう授業」をもう一度
- 主催:兵庫教育大学 教材文化資料館
- 会期:2025年4月1日(火)~8月31日(日)
- 開館時間:平日8時30分~22時00分 土日祝10時00分~17時00分
※開館日時は附属図書館に準じます。
- 会場:兵庫教育大学附属図書館内 教材文化資料館展示室
*会場までのアクセスはこちらをご覧ください。
- 観覧料:無料
- 展示資料数:約50点
■ 子どもの日記はこうして読み解く

長岡は子ども一人ひとり、眼前の「この子」のためになる授業づくりを常に意識していました。「この子」が今何を考え、何を思って、授業を受けているのか、そういった子どもたちの興味関心や価値観をとらえ授業に反映させるため、長岡は子どもたちに毎日日記を書かせていました。実際の子どもの日記を展示しながら、そこに寄せたコメントから長岡がどのように読み解いていたのか見ていきます。
■ 今参考にしたい、「考えあう授業」はどんなもの

子どもを徹底的にさぐった長岡は、どのように授業へと生かしたのでしょうか。1946年、子どもたちの住む奈良の町で行われた地下鉄工事をテーマにした実際の授業を例として見ていきます。長岡の残した授業メモや子どもたちの書いた図や作文から、一方的に教えるだけではなく、子どもたちが主体となって展開する「考えあう授業」がどのように組みあがったのか、その一端を知ることができる展示です。特に工事と町の変化の関係を子どもたちが分析しながら書いた「つながりの配線図」の資料からは、子どもたちがいきいきとその授業に取り組んだ姿が想像できます。
■ 「この子」のためにはここまでやる―ひとりの子どもを追い続けた記録

長岡は「T君」の小学校一年生から六年生までの六年間の記録をとり続け、その子や、その子の友人、取り巻く環境も含めて研究し、学習法について追究しています。そのために、子どもの日記を書き写し、記録に残していました。文章だけではなく、子どもの描いたイラストをそのまま書き写していることからも長岡の並外れた研究姿勢が伝わります。
■ 教育への想いがこもった書道作品

長岡は書道教育にも力を注いでいました。書家を志したこともある長岡の作品を一部ご覧いただけます。なかでも普段は見ることのできない兵庫教育大学附属小学校所蔵の教育目標を公開しています。そこに書かれた力強い筆致から、長岡の教育にかけた想いを感じとることができます。
教材文化資料館
担当 :兵庫教育大学 教材文化資料館
電話:0795-44-2362
メール :lib-siryokan@ml.hyogo-u.ac.jp
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【兵庫教育大学】子ども理解のために、徹底的に追究した先生ってどんな人? 『おかえり!長岡先生―「考えあう授業」をもう一度』展を開催中!
国立大学法人兵庫教育大学
2025.04.24

兵庫教育大学教材文化資料館では、2025年4月1日から8月31日まで『おかえり!長岡先生―「考えあう授業」をもう一度』展を開催しています。
かつて本学の教授も務めた長岡文雄は、昭和18年から約30年にわたり、現・奈良女子大学附属小学校の教員として、子どもの興味や価値観に基づき、学習する子どもが主体となる授業づくりを実践していました。特に初等社会科教育に大きな足跡を残し、現在も多くの教育者に影響を与えています。
長岡がどのように子どもたちをさぐり、授業づくりに生かしていたのか、実際の子どもの作文や授業の記録など、貴重な資料をもとに、長岡の取り組みを紹介します。
■ 展覧会概要
- 名称:おかえり!長岡先生―「考えあう授業」をもう一度
- 主催:兵庫教育大学 教材文化資料館
- 会期:2025年4月1日(火)~8月31日(日)
- 開館時間:平日8時30分~22時00分 土日祝10時00分~17時00分
※開館日時は附属図書館に準じます。
- 会場:兵庫教育大学附属図書館内 教材文化資料館展示室
*会場までのアクセスはこちらをご覧ください。
- 観覧料:無料
- 展示資料数:約50点
■ 子どもの日記はこうして読み解く

長岡は子ども一人ひとり、眼前の「この子」のためになる授業づくりを常に意識していました。「この子」が今何を考え、何を思って、授業を受けているのか、そういった子どもたちの興味関心や価値観をとらえ授業に反映させるため、長岡は子どもたちに毎日日記を書かせていました。実際の子どもの日記を展示しながら、そこに寄せたコメントから長岡がどのように読み解いていたのか見ていきます。
■ 今参考にしたい、「考えあう授業」はどんなもの

子どもを徹底的にさぐった長岡は、どのように授業へと生かしたのでしょうか。1946年、子どもたちの住む奈良の町で行われた地下鉄工事をテーマにした実際の授業を例として見ていきます。長岡の残した授業メモや子どもたちの書いた図や作文から、一方的に教えるだけではなく、子どもたちが主体となって展開する「考えあう授業」がどのように組みあがったのか、その一端を知ることができる展示です。特に工事と町の変化の関係を子どもたちが分析しながら書いた「つながりの配線図」の資料からは、子どもたちがいきいきとその授業に取り組んだ姿が想像できます。
■ 「この子」のためにはここまでやる―ひとりの子どもを追い続けた記録

長岡は「T君」の小学校一年生から六年生までの六年間の記録をとり続け、その子や、その子の友人、取り巻く環境も含めて研究し、学習法について追究しています。そのために、子どもの日記を書き写し、記録に残していました。文章だけではなく、子どもの描いたイラストをそのまま書き写していることからも長岡の並外れた研究姿勢が伝わります。
■ 教育への想いがこもった書道作品

長岡は書道教育にも力を注いでいました。書家を志したこともある長岡の作品を一部ご覧いただけます。なかでも普段は見ることのできない兵庫教育大学附属小学校所蔵の教育目標を公開しています。そこに書かれた力強い筆致から、長岡の教育にかけた想いを感じとることができます。
教材文化資料館
担当 :兵庫教育大学 教材文化資料館
電話:0795-44-2362
メール :lib-siryokan@ml.hyogo-u.ac.jp
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