プレスリリース

アーティスト・イン・レジデンス事業 成果展『境界を縁どる - 石、呼吸、埋立地』

WINDS OF ARTIST IN RESIDENCE 2022 Tracing the Boundaries --- Stone, Breathing, and Land Reclamation

福岡アジア美術館2022年度のアーティスト・イン・レジデンス事業 成果展『境界を縁どる - 石、呼吸、埋立地』(株式会社西日本新聞社(本社:福岡市中央区)共催)を2022年12月3日(土)から12月11日(日)まで実施します。


福岡アジア美術館は、今年度、新型コロナウイルス拡大防止のため延期していたアーティスト・イン・レジデンス事業を3年ぶりに再開しました。今年度は滞在期間を第1期から3期に分け、海外、日本、福岡から8組9名のアーティストが滞在制作を行います。

本展は、第2期のアーティスト、大西康明(大阪)、ソー・ソウエン(福岡)、ゴン・ジエション[耿傑生](台北)の3名が、9月中旬からの約3カ月間、福岡に滞在し、福岡の風土や歴史を調べ、制作した成果展となります。

制作スタジオでのアーティスト


【展覧会概要】

展覧会タイトル:
第17回福岡アジア美術館アーティスト・イン・レジデンスの成果展 2022『境界を縁どる — 石、呼吸、埋立地』

会期 :2022年12月3日(土)~12月11日(日)※休館日/開場時間は会場によって異なります

会場・開場時間 :
1. Artist Cafe Fukuoka内 スタジオ/ギャラリー(福岡市中央区城内2-5)
   11:00-17:00 ※12/5(月)休館 /観覧無料

2. 福岡アジア美術館 アートカフェ/ロビー(7階)(福岡市博多区下川端町3-1)
9:30 – 19:30(金曜・土曜は20:00まで) ※12/7(水)休館/観覧無料

3. 本庄湯(福岡市中央区今泉1-3-10)
16:00 – 24:00 ※12/7(水)休館 ※ご観覧のご観覧の方は、本庄湯の入浴料金(小人70円・中人180円・大人450円)が必要です。

※1.、2.は大西康明、ソー・ソウエン、ゴン・ジエション[耿傑生]3名の作品展示、3.はゴン・ジエション[耿傑生]の作品のみ展示となります。

ソー・ソウエン

大西 康明

ゴン・ジエション



主催 福岡アジア美術館
共催 西日本新聞社、ラブエフエム国際放送株式会社
協力 本庄湯

【関連イベント】
◆ギャラリー・トーク
大西康明×ソー・ソウエン×ゴン・ジエション[耿傑生]
日時:12月3日(土)13:30–15:30
場所:Artist Cafe Fukuoka 展示作品前
※入場無料、申込不要 ※ゴン・ジエションは中国語-日本語の逐次通訳あり

◆パフォーマンス
ソー・ソウエン「Bellybutton and Breathing ― お臍(へそ)と呼吸」
静寂の中に呼吸が響く約15名の集団によるパフォーマンス。
日時:12月10日(土)17:30 – 18:30
場所:福岡アジア美術館 あじびホール(8階)
※入場無料、申込不要
ソー・ソウエン パフォーマンスプラン図


Web:https://faam-air.artne.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/faam_air/

※新型コロナウイルスの感染拡大状況や今後の社会情勢等により、止むを得ず展示内容の変更や開催を中止にする場合がございます。

<補足資料>アーティスト・作品紹介

ソー・ソウエン|Soh Souen[招へい期間 9/16 - 12/14]
1995年生まれ、北九州市在住。自らのアイデンティティーが何によって成り立っているかを、身体との関わりにおいて追究。肖像写真からドットのみを抽出した絵画シリーズや、自らの身体を縁取った絵画などを制作するほか、近年では、映像作品やパフォーマンスにも表現の領域を広げる。


滞在制作作品
《Bellybutton and Breathing — お臍(へそ)と呼吸》(展示会場:Artist Cafe Fukuoka)
どうしてわたしたちは「わたし」を強固に求めたり、ある群衆の中で「わたし」を容易く放棄するのでしょうか。本インスタレーション、パフォーマンスでは、人の出生と深く関わりのある「お臍」と「呼吸」に着目し、「わたし」や「わたしたち」の性質を検討します。
《エグササイズ》Eggsercise (展示会場:福岡アジア美術館)
生命の象徴である卵を身体のくぼみに挟み、落とさないように時を過ごすことで、わたしと世界の間にある隔たりや、暴力性について考察します。



大西 康明|Onishi Yasuaki [招へい期間 9/16 - 12/14]
1979年生まれ、大阪府富田林市在住。空洞や余白など日常には意識されないような「間」や「境界」を多様な素材を用いて再構築し、人と自然などの関係を問う作品を制作。近年では、新しく銅箔を用いて河原全体をトレースする作品《石と柵》などを発表。

滞在制作作品
《境の石 室見川》Stone on Boundary The Muromi River(展示会場:Artist Cafe Fukuoka/福岡アジア美術館)※2会場でシリーズ作品を展示
室見川の河原の石を銅箔で型取りしたものを空間に配置します。時間の堆積を象徴する石の形態を借り、銅箔で覆い木槌で叩いて石の形をトレースする行為から、表と裏、内と外、虚と実、時間や空間を捉えます。


ゴン・ジエション|[耿傑生]Keng Chieh-Sheng[招へい期間 9/20 - 12/14]
1989年生まれ、台湾、台北在住。台湾や東アジアの人々の習慣、あるいはその身体性に注目して、オブジェやインスタレーションなどを制作。近年では、木の質感を重視した木彫作品やミクストメディアの作品を発表
滞在制作作品(展示会場:本庄湯/Artist Cafe Fukuoka/福岡アジア美術館)※3会場でシリーズ作品を展示

《水循環 ウォーターサイクル》Water Cycle
土地が埋め立てられたあと、水はどこへいくのか?わたしはこの問いから出発し、福岡では浴槽に浸かる行為や埋立地を、水の移動という現象と関連づけて捉えました。個人、都市、そして環境が織りなす密接な関係性を表現する上で、水の湧き出る場所、量感、そのさまざまに変化する形態は作品の重要な要素となっています。

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