ここ数年、おうちでコーヒーを楽しむようになったという人が増えています。道具のおしゃれさも相まって、ゆったりとしたカフェ時間は心を癒してくれますよね。
なかでも注目されているのがハンドドリップ用のコーヒーサーバー。コーヒーを多めに淹れて作り置きできたり、温かいまま保温できたりと、コーヒー好きにうれしい機能をもつ商品がたくさん売られています。インテリアとして見た目がおしゃれなタイプもいっぱい。
今回はコーヒーサーバーの種類や選び方のポイントから、おすすめ商品までまとめてご紹介しますので、好みやライフスタイルに合わせて選んでみてくださいね。
コーヒーサーバーとは?
コーヒーサーバーとは、上の画像のようなコーヒーを入れておくための容器のこと。上にドリッパーとフィルターをセットして、コーヒーをろ過しながら淹れます。
間違いやすいのが名前が似ている「コーヒーメーカー」(写真上)。こちらはボタンを押して自動でコーヒーを抽出する機械のことで、「エスプレッソマシン」とも呼ばれますね。
また、コーヒーサーバーはティーポットと形が似ており、2つを兼ねた容器も売られています。ただ、ティーポットは紅茶などの茶葉を容器に直接入れて抽出するので、茶葉の匂いが残ってしまうことも。ティーポットとの違いに注意して、兼用する際はよく洗い、匂いが残らないようにしましょう♪
便利な「カラフェ」もおすすめ
コーヒーサーバーの中には、「カラフェ」と呼ばれる種類のものも。ドリッパーとコーヒーサーバーが一体型になっていて、フィルターをセットするだけで使えるのでとってもお手軽。北欧のテーブルウェアを思わせるスタイリッシュなデザインも人気でインテリアとして飾っておいても絵になります。
コーヒーサーバーの基本的な使い方
コーヒーサーバーの基本的な使い方を見てみましょう。上手にできるとハンドドリップならではの美味しいコーヒーを楽しめますよ♪
① コーヒードリッパーにフィルターをセットしてコーヒーサーバーに載せ、粉状のコーヒー豆を入れる。
② 口の細いケトルで90℃くらいのお湯を注ぐ。お湯の量は豆10gに対して120ml(コーヒーカップ1杯分)が目安。まずは粉全体が湿るように、中央からゆっくりとお湯を注ぐ。
③ 全体が湿ったら30秒ほどコーヒーを蒸らし、そのあとゆっくりと円を描くように数回に分けて残りのお湯を注ぐ。
ポイントはゆっくりと円を描くように一定の湯量を注ぐこと。ドリッパーの端のほうやフィルターにお湯をかけてしまうとムラが出てしまうので注意してくださいね。
使いやすいコーヒーサーバーの選び方
コーヒーサーバーを選ぶときにチェックしたいポイントを4つ挙げました。家族の人数やコーヒーを飲むタイミング、お手入れのしやすさなどを考慮して、自分にぴったりのコーヒーサーバーを見つけましょう。
1.素材で選ぶ
・耐熱ガラス
コーヒーサーバーでは一般的な素材。丸くてかわいいデザインや、ビーカー型のかっこいいタイプなどさまざまな形状があり、好みに合わせて選べます。電子レンジや直火に対応している商品もあり、再加熱できる点も魅力ですが、強化ガラスと違って割れたり欠けたりしやすいため、持ち運びや洗う際には注意が必要。
・トライタン
ポリエステル樹脂を原料とするトライタンは、ガラスのような透明感があるのに割れにくいのがメリット。軽くて扱いやすいため初心者にも向いています。ただしガラスより耐熱性が低いため、レンジ使用できないものが多いです。
・ステンレス
金属製で割れにくいというメリットに加え、二重構造のものは保温性が高く、時間がたっても冷めないため作り置きに最適です。キャンプなどアウトドアでも活躍しそう♪
・陶器
ティーポットのようなおしゃれなデザインから、インテリアとしても人気が高い陶器製。ただし中身が見えない、再加熱できない、汚れがついたとき洗いにくいといったデメリットも。
2.容量で選ぶ
・400ml~600ml
ひとり暮らしや夫婦ふたり暮らし、子供がコーヒーを飲まないファミリーにおすすめ。小さい分だけ持ち運びがしやすく、収納場所もコンパクトになります。
・800ml~1,000ml
大家族で一度にたっぷりのコーヒーを淹れたい、ホームパーティなど来客が多いというお宅におすすめ。ひとり暮らしや夫婦ふたりでも、早いペースでコーヒーをたくさん飲むなら大きいサイズを選ぶのもありです。ただし作り置き時間が長いと味が落ちるのでご注意を!
3.機能で選ぶ
・注ぎやすさ
注ぎ口が細いタイプだと小さなカップにも注ぎやすく、また液だれしにくいように注ぎ口の形状が工夫されたものも。
・洗いやすさ
開口部が広いと中までスポンジを入れられるので洗いやすいです。食洗機に対応しているとさらにお手入れがラクになりますよ。
・使える熱源
途中でコーヒーを温め直したい、ウォーマーで適温を保ちたいという人は、電子レンジ・直火・IHなど使える熱源をチェックしましょう。
・耐熱温度差
耐熱温度差の数値が大きいほど急激な温度変化に強いので、こちらも☑。電子レンジから冷蔵庫まで対応できるものも。
・汎用性
コーヒーだけでなくお茶や紅茶にも使いたい場合は、フタがくし歯つきで茶葉を漉せるタイプがおすすめです。
主婦のおすすめはどれ?人気コーヒーサーバー
ここからは主婦がおすすめするコーヒーサーバーをピックアップ。デザインが好き、サイズがちょうどいいなど、実際に使ってみて感じた生のコメントも、ぜひ参考になさってください。
高品質な耐熱ガラスを採用したベーシックタイプ創業1921年、国内唯一の耐熱ガラスメーカーであるHARIOが誇るベーシックコーヒーサーバーです。ハンドルがコンパクトなので見た目にもかわいらしく、収納もすっきり。白色の目盛り付きでコーヒーの色が見やすく、杯数表示は一杯120mlと130ml計算の二種類がプリントされています。本体は日本製耐熱ガラスで、フタをしたまま電子レンジ使用OK。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る u-meK00000000さんの感想
利用期間:2年くらい
コーヒーにも紅茶にも使える丸みのあるフォルムコーヒーのドリップに使いやすいシンプルなデザインのポット。広口で洗いやすく、シンプルながらも使いやすさへのこだわりが感じられます。ホットもアイスもOKの耐熱ガラス製で、フタをしたまま電子レンジ使用も可能。取っ手は持ちやすく、フタは滑りにくく開閉しやすいつまみで使いやすさにも配慮されています。食洗機で洗えるのも高ポイント。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る 一体型でお手入れもラクラクガラスのような透明感をもつトライタン樹脂を使用したコーヒーサーバー。口が広くて洗いやすく、持ち手と本体が一体なので隙間がなく、汚れが溜まりにくくなっています。注ぎ口は液だれしにくく注ぎやすいデザイン。1杯用の簡易ドリッパーをセットできるので、1人暮らしや少人数での使用にも向いています。電子レンジ、食洗器に対応。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る 水出しコーヒーも楽しめる割れにくいプラスチック製コーヒーサーバーにペーパーレスドリッパーをプラス。ドリップも水出しも両方できる2WAY設計です。本体は優れた強靭性、耐薬品性、耐熱性、高透明性を備えたトライタン樹脂製。ドリッパーはドリップはもちろん、水出しコーヒーにも対応し、ペーパーフィルター無しで繰り返し使用できます。注ぎ口は注ぎやすく、液垂れしにくい理想的な形状。口径が広く、持ち手と本体が一体なのでお手入れもラクラク。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る ナチュラルインテリアに映えるスマートなデザインイメージしたのは「スローでリラックスできる空間にふさわしいコーヒーウェア」。ゆったりとしたフォルムの耐熱ガラス製で、ドリップの様子が見やすく、容量の目安となる目盛り付き。住空間にナチュラルになじみ、ハンドドリップする時間そのものがスマートで心地よく感じられます。電子レンジ・食洗機OKで扱いやすさも◎。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る 懐かしさと心地よさを感じるドリンクウェアインテリアのアクセントにもなるアンバー色の耐熱ガラス製。容量の目安となる目盛をシンプルに施し、スケールを使わずに約2杯分のコーヒーを淹れることができます。耐熱温度差120℃の耐熱ガラスは、氷をジャグに入れた状態でドリップすることができるため、急冷式のアイスコーヒーもOK。安定して重ねられる設計で、収納時のスペースもコンパクトに。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る 電子レンジ対応のベーシックモデルコーヒー機器総合メーカーとして知られるカリタ。コーヒーのプロにも愛用され、家庭用、業務用とも質の高い美味しいコーヒーを淹れるための機器類を製造・販売しています。こちらは透明感が美しい耐熱ガラス製の電子レンジ用サーバー。長年愛され続けてきたオーセンティックなフォルムで、Kalitaのドリッパーに合わせて設計されています。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る コーヒーのための機能性を備えたシンプルデザインペーパードリップを生んだメリタが考える、コーヒーのための機能性を装備した新定番コーヒーサーバー。メリタのフィルターとセットで揃えて愉しめます。オールガラスメイドでアイコニックな乳白色のガラスハンドルつき。広い口径でラクにお手入れできます。3杯、4杯、5杯の容量目盛りつき。食洗器、電子レンジOK。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る おしゃれ雑貨が人気のブランド発自然素材を生かした雑貨の「新・定番」シリーズ63(ロクサン)から、安定感のある形状のガラス製コーヒーサーバーが登場。フタが付いているので閉めておけばホコリやゴミなどが入りにくく、取っ手と本体が一体型で継ぎ目がないため、汚れも溜まりにくくなっています。ロクサン ステンレスフィルター付ドリッパーをセットして使うのもおすすめ。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る 老舗メーカーの定番アイテム老舗ブランドのiwaki。耐熱ガラスの特長を生かしたガラス製品は、現在では世界中の人々に愛されています。そのiwakiが製造するこちらのコーヒーポットは、フタをしたままレンジで温め直しができ、ホットもアイスもおまかせ。フタがくし歯付きなので茶葉 (リーフティー) も漉せます。耐熱ガラス製だから熱湯消毒もできて衛生的。食器洗い乾燥機でもお手入れできます。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る 喫茶店みたいなコーヒーが飲みたい!というこだわり派に本格的な一杯を家庭でも再現できる、プロ御用達のドリッパーセット。KONO式ドリッパーセットは発売当初、またたくまに喫茶店のプロのカウンターマンの間に広がり、現在ではコーヒー愛好家の間で広く愛用されています。桜や欅、栗の木を使用した高級感のあるウッドハンドルで品質にもこだわりが。また円錐形のドリッパーは注いだ湯が中心から周囲へと均一に浸透する設計。コーヒー豆の味・風味すべてを逃さずに抽出できます。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る 戎谷洋子(Yoko.E)さんの感想
利用期間:1年くらい
見れば見るほど愛らしい佇まいが魅力鳥のような印象から「ピッチー(鳥のさえずり)」と名づけられた、耐熱ガラスのコーヒーサーバー。職人がひとつひとつバーナーワークで手作りしており、手仕事ならではの温かみが感じられます。電子レンジが使用できるので、冷めてもあたため直せるのがうれしいポイント。食洗機も使用可能で、見た目が素敵なだけでなく、基本的な機能もきちんと満たしています。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る 軽量で扱いやすく、アウトドアにもおすすめ耐久性が高く、落としても割れたり欠けたりする心配がない樹脂製のサーバー。青みがかったきれいな色味で、透明度の高いトライタン樹脂を使用しています。珈琲考具のドリッパーをのせてドリップすることができ、サーバーのフタを裏返すとドリッパーの受け皿に。電子レンジや食洗機にも対応、手が入る大きめの口径なので中までしっかり洗えるなど、使いやすさが好評です。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る こだわりのデザインでギフトにもぴったり小泉硝子製作所のある東京の下町「三ノ輪2丁目」から命名されたドリッパー。質感のいい革のカバーは革作家のウルクストさんが手がけています。ひとつひとつ熟練した職人が手吹きでつくり、手間ひまかけて仕上げたガラスにはこだわりが満載。ドリップ用のネル2枚が付属し、まろやかな味わいのコーヒーを手軽に堪能できます。ギフトに最適な木箱入り。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る コロンと丸いフォルムに心惹かれるORIGAMIのアロマシリーズのガラスサーバー。対流を生み出すなだらかな突起がコーヒーのスワリングをアシストし、オペレーションのストレスを軽減。注ぎ口も液だれしにくいデザインです。ORIGAMI ドリッパーのほか、市販のドリッパーやエアロプレスの装着が可能。電子レンジ、食洗機にも対応しています。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る コーヒーサーバーで美味しいコーヒーをドリップしよう
さまざまな素材や形があるコーヒーサーバー。デザインも素敵なものが多くて目移りしてしまいますよね。家族の暮らしやインテリアになじむ1点に出会って、長く愛用できれば理想的。ぜひおうちカフェタイムのパートナーを探してみて!
文/後藤由里子
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます