皇帝ダリアは中南米が原産のキク科ダリア属の植物です。
草丈は1メートルから6メートル以上にもなり、茎はまるで竹のように太くなることがあります。
花びらは8枚あり、直径10cm〜15cmほどの薄い紫がかったピンクの美しい花を咲かせます。
一般的なダリアは夏に花が咲きますが、皇帝ダリアは短日植物で夏の終わりから秋にかけて日が短くなる頃に花芽をつけ11月〜12月に開花し、寒さに弱く霜に当たると枯れてしまうため寒冷地では花を見ることが難しいです。
皇帝ダリアはメキシコからグアテマラに約15種が自生しており、一般的には薄い紫がかったピンクの一重咲きか八重咲きのものが多いです。
ダリア属の中でも特に茎が太く草丈が高くなるのが特徴的な植物ですが、品種は多くありません。
八重咲きする白の皇帝ダリアもありますが希少で、ダリアとのハイブリッド品種もまだ数は少ないです。
「乙女の真心」「乙女の純潔」。
皇帝ダリアは赤玉土や腐葉土を混ぜた肥沃な土に植え、地植えの場合は植え付けの1ヶ月前に苦土石灰を混ぜ込みます。水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと、夏は朝晩の1日2回与えましょう。
生育期の5月〜10月には緩効性化成肥料を月1回、液体肥料なら月3回のペースで施すと花つきがよくなり、剪定も同時期に行い、11月の開花に向けて9月頃までに丈を調節しておきましょう。
鉢植えは地植えより草丈を抑えられますが3年で根詰まりするため、2年目以降の3月頃に株分けを兼ねて植え替えます。
霜の降りる地域では花後に塊根を掘り出し湿らせたオガクズやピートモスに埋めて貯蔵し、それ以外の地域では根元を2〜3節残して切り倒し、腐葉土やワラでマルチングして寒さ対策をするのが冬越しのポイントです。
皇帝ダリアによく見られる病気は灰色かび病とうどんこ病です。これらは湿気や温度の変化によって発生します。
灰色かび病は葉や茎に灰色のふわふわしたカビが生え、うどんこ病は葉に白い粉がふいたようになり、どちらもやがて枯れてしまいます。
密植を避け茎葉が茂りすぎないように管理し排水を良くすることがポイントで、被害の出た茎や葉は取り除いて処分してください。
皇帝ダリアは草丈の高さに対して根が浅めなため、強風や豪雨で株元の土が緩むと倒れることがあり、高く育てる場合は支柱が必要です。
また、夜に外灯があると花芽を持たないことがあるので、それらに注意して元気で立派な皇帝ダリアを育ててみてください。
【もっと詳しく知りたい方】
ページ下部「記事の出典:空高くまっすぐ伸びていく「皇帝ダリア/Dahlia imperialis/Tree dahlia」」をご覧ください。
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