フクシアは中南米や西インド原産のアカバナ科フクシア属の低木です。
常緑性または落葉性で、花は下向きに咲くのが特徴で、その美しい花姿から「貴婦人のイヤリング」と言われるほどです。
色は赤、白、ピンク、紫、オレンジなど様々で、一重咲きから八重咲きまでありがく筒と花弁の色や形が異なります。
花の大きさも1cm以下の極小輪から8cm以上の大輪まであります。
フクシアは原種と園芸品種があり、その数は数千種にも及びます。
暑さに強く大株に育つ「トリフィラタイプ」、寒さに強く日本の冬にも耐えられる「マゲラニカタイプ」があります。
枝が硬く直立する樹形で暑さに弱い「ブッシュタイプ」、枝がしなやかに垂れ下がりハンギングバスケットに向く「トレイラータイプ」もあります。
それぞれ花色や樹形に特徴があるので、好みに合わせて選んでみてください。
「激しい心」「好み」。
フクシアは亜熱帯地域の出身ながら日本の夏の暑さと湿度が苦手で、冬の寒さにも弱いため、多年草ですが日本では一年草扱いされることがあります。鉢栽培にして季節に応じて移動できると安心です。
水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと株元に与え、日光を好みますが暑さに弱いため夏は明るい半日陰へ、冬は5℃以下になる前に室内へ移動させます。
肥料は生育期の4月〜6月と9月〜10月に緩効性化成肥料か、液体肥料を2〜3週間に1回与えます。
花後の5月下旬〜6月中旬に草丈を1/2に切り戻して風通しをよくすると夏越ししやすくなり、根詰まり防止のため2年に1回、3月頃にひと回り大きな鉢に植え替えましょう。種まきは採種後すぐの「採りまき」が一般的です。
フクシアは成長が旺盛な植物なので葉が密になりやすく、湿度が高くて風通しの悪い環境になりやすいため、ハダニやオンシツコナジラミなどの害虫や灰色カビ病などの病気に注意が必要です。
病気にかかると葉や茎が枯れたり花が咲かなくなることがあるため、定期的に植物の状態をチェックし風通しを良くしてください。
病気や害虫が発生した場合は薬剤を散布して対処します。
フクシアは管理が難しいものの、上品で魅力的な花を咲かせる植物です。
色や形が異なる花を組み合わせて寄せ植えにしたり、ハンギングバスケットやスタンダード仕立てに挑戦してみてはいかがですか?
【もっと詳しく知りたい方】
ページ下部「記事の出典:貴婦人のイヤリング「釣浮草/フクシア/Fuchsia」」をご覧ください。
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