シェフレラがカポックの木に似ている事から間違えられてカポックと呼ばれるようになったそうで(ふたつは全く異なる種類)、日本の園芸店ではカポック=シェフレラとして流通しています。
一つの茎から7~10枚ほどの葉を付けるカポック(シェフレラ)は、とても素敵な形をしているので、観葉植物やプレゼントとしても人気なんですよ。
カポック(シェフレラ)は、5~7月の春から初夏に花を咲かせます。この画像は、7月の末に撮影したものです。
「花」が咲いた後に、青い「実」がしだいに赤へと色を変えてゆく様子を、一度に観察できる貴重な1枚だと思います。実は、青からオレンジになり、最後は赤になります。
お花をはじめて見た時に、奇妙な形すぎてびっくりしたくらいです(茎の先端に棒状の穂が付き、黄色い小花が咲かせるのですが、その姿はまるでタコが逆さになったようにも見える)。このお花が変わっていることから、「オクトパスツリー」と呼ばれることもあるんですよ。
「オクトパスツリー」なんて、奇妙な呼び方もされる「カポック」ですが、花言葉も、花言葉の由来はとても素敵なんですよ。なんでも、 うまく言葉にできない真面目な思いを花を贈ることで伝えていた習慣から、花言葉の「とても真面目」「実直」が生まれたそうなんです(17世紀のトルコ)。
花言葉が素敵なことから、結婚や開業を控える方にカポックをプレゼントする方も!
街中でたくさん見ることがあるのですが、空き家で野生化した、とてつもなく大きくなってる「カポック」もあって、住居や道の邪魔になっていることもあります。
水も与えなくても、雨水だけで枯れないんです。それだけ「カポック」は丈夫だということですね。
カポック(シェフレラ)は、花が咲くまでに20年以上もの年月がかかるとも言われています。
20年経っても青々とした葉を炎天下でも茂らせ、凄い生命力です。20年経たないと、花が咲かないんですね。だから花を見る機会ってあまりないんですね。
撮影時期は、こちらも7月末です。直径2mmから5mmほどの実をつけます。
たくさん実っているんですが、調べたところ面白かったのが…。鉢で育てた方が生命の危機を感じるため花が咲きやすいそうです。
こちらは鉢で育てたあまり大きくない「カポック」なんですが、この酷暑で生命の危機を感じて、枯れる前に子孫を残しとかなきゃ!なんて思って、たくさん実をつけたんでしょうか?
子孫を残すことは、植物にとってやっぱり大切なことなのですね。改めて一生懸命に実らせた「実」をこうしてみると、愛おしくなりますねー!
私も知らなくて調べてみたら、とても面白くて皆様にもご紹介したくなったんです。20年を過ぎる頃には、珍しいですが「花」が咲くことも「実」が実ることもあるんですね。
縁起が良い植物だとされているので、珍しいお花を見たり、実った姿を見れるということは、ハッピーなことが訪れる前兆なのかも知れませんね?!
道端で普通にみることのできる植物だと思いますので、ぜひ、実っていないか観察してみてくださいねー!
こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように…。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
・風水的にも、上向きの葉姿で「陽」の気を持つ、縁起のよい植物とされています。葉も丸く、何事も円満に治めるエネルギーがあるとされています。
・「カポック」は、非常に強く育て方が簡単であるという点が挙げられます。とても強健なため、鉢から出てしまうと野生化します。お気をつけくださいね。
・夏休みの自由研究などにも向いていますよ。街中の「カポック」に、お花や実がなっているか観察してみるにも楽しいですよ。珍しいので、もしも実っているものに出会えたら、嬉しくなりますよ。夏場に実っているので、観察としては夏休みにぴったりです。
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