東アジアに自生します。キカラスウリ(黄烏瓜)はウリ科の植物で、つる性の多年草。つるを伸ばし、周囲の樹木に絡みついて大きくなります。
「キカラスウリ」の白い花は7~9月頃に開花します。
5枚の花びらの先端がレースのように裂けて放射状に広がり(細い糸が絡みついているようにも見える)不思議な花を咲かすのが特徴的です。
特徴がとてもよく似た花に「カラスウリ」があります。
キカラスウリもカラスウリも花が咲き出すのは夕方です。
カラスウリが明け方にはしぼみますが、キカラスウリは、日が昇っても咲いていることがあります。
撮影は、6月の3週目に入ったばかりの頃の午前中です。
キカラスウリの花言葉は「平凡の非凡」。不思議な花にぴったりですね。
深緑色の葉は浅く3~5裂し、先端は丸みをおびるか尖っています。
若葉は青みがかった緑色で、葉脈がはっきりしているのが特徴です。
ヤブガラシもキカラスウリも、他の植物にしたら、迷惑な存在です。
どちらも、ツルを絡ませ生育旺盛で、他の植物の日光を遮ってしまうからです。
キカラスウリが白いのは、夜に目立つためだそうです。
不思議な形状の花からは、芳香を漂わせ蛾たちをおびき寄せまるそうです。
ヤブガラシの葉の奥で咲いていて、なんだか妖艶な感じがします。
キカラスウリは、11月には熟して黄色く変化します(カラスウリの果実は9月頃に熟して赤く変化します)。
とても不思議な花を調べたら、蛾などの夜の虫に愛されるように、このような姿になったのですね。
調べてみて、カラスウリの花は見ようと思っても昼間には見られないことも分かったので、「キカラスウリ」の花が見られてなんだか得した気分です(笑)!
こんなお花が世の中には、あったのですね、新しい発見でしたーー!
こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように…。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
•キカラスウリの果実は完熟するとおいしく食べられます。若芽は、さっと湯通しして和え物、炒め物、未完熟の実も(みそ汁の具他)として利用しできるそうです。根のデンプンは、葛(クズ)と同じように使われたようです。また、キカラスウリの根から採れる澱粉は、ベビーパウダーとしても活用されていたそうです。昔から馴染み深い植物だったのですね。非常事態時、飢餓など、いざという時に、使えそうな雑草ですね。
•生育旺盛でツルを他の植物に絡ませるので、厄介な植物でもあります。
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