原産地はヨーロッパで、ドイツの国花でもあります。「矢車草」という和名は、鯉のぼりの先端にある矢車に、ヤグルマギクの花が似ていることから「矢車草」とつけられたそうです。
ヤグルマギクの花色は青紫、青、紫、ピンク、白、黄色などがありますが、中でも青や青紫の花色の美しさは、宝石のサファイヤのようでもあり、自然界の青い花の中でも際立って美しいと言われています。
とても美しいお花なので、切り花やドライフラワーとしても楽しめるお花なのだそうです。
エジプトのファラオ、ツタンカーメン(古代エジプト第18王朝・18歳の若き王)の墓を発見したハワード・カーターは、発掘した際、目もくらむような財宝などの副葬品の中に、干からびあせた青いヤグルマギクが棺に添えられていたのを見て、心を激しく揺さぶられたそうです。
「まだ少女であった王妃が、若くして亡くなった夫に捧げた最後の贈り物」だと感動されたそうですよ。
「ささやかな、あせた花ほど美しいものはなかった」とも、語っておられたそうです。
花径は3~4cmくらいの可憐な花です。
ヤグルマギクの花言葉には「永遠の愛」という花言葉があるのですが、これは先ほどお話しした、古代エジプトの王であったツタンカーメンにまつわる話に由来する花言葉なのだそうです。
ヤグルマギクの花が、3300年以上の歳月が流れても、発掘時に青い色をかすかにとどめていたというのも、奇跡ですよね!
私もこの話を知った時は、心動かされましたよ。
古代エジプト時代も今も、時が流れても変わらず、お別れの際には花束を心(その人を想う心)と共に添えるのですね。
こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように…。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
こぼれ種からでも丈夫に育つヤグルマギクは、麦畑の雑草だったそう。とても丈夫な植物でこぼれ種からどんどん増えていくそうですよ。園芸初心者さんにもおすすめですね。
エジプトのファラオ、ツタンカーメン王の墓から、数々の財宝と一緒に干からびた青いヤグルマギクの小さな花束が発見されました。花言葉の「永遠の愛」の由来にもなっています。このお花は、マリー・アントワネットが好んだことでも有名だそうですよ。
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