ムラサキルエリア(学名:Ruellia tuberosa 、英語: Minnieroot、Fever root、Snapdragon root、Sheep potato、タイ語: ต้อยติ่ง)は、キツネノマゴ科の被子植物である。その原産地は中米であるが、現在は、南アジアや東南アジアの諸国に帰化している。
ジャノメタテハモドキ(英語版)、カリブタテハモドキ(英語版)等いくつかの蝶の種は、この植物を食する。
概要と特徴
厚い紡錘形の根と、目立つ漏斗状の紫色の花を有する二年生植物である。その果実は、約20個の種子を含む2センチメートル長の固い蒴である。この植物の別名「Popping pod」、「Duppy gun」、そして「Cracker plant」は、子どもたちが唾や水に触れさせるとはじける、乾燥した果実で遊ぶことが好きであるという事実に由来する。
この植物は、湿潤な日陰の環境においてみられる。しかし、草地や道路沿い(耕地では多くの場合雑草となる)の環境のほうが適しており、乾生植物(英語版)、人里植物として生育する。
民間療法やアーユルヴェーダでは、利尿薬、抗糖尿病薬、解熱薬、鎮痛薬、抗高血圧薬、消化性潰瘍の治療薬、淋病の治療薬として使用されている。また、織物用の天然染料としても用いられる。
(引用元:ウィキペディア)
開花時期は、春の終わり頃から秋頃までです。紫色の花を咲かせます。
茎の色やお花が紫色で、茄子に似た植物だとも言われています。
私も茄子を栽培したことがありますが、花が似ていますよね。
写真は、5月の2週目に撮影したものです。
日がよく当たる場所でも、日陰(花数は減る)でも、自生できる丈夫な植物だそうです。
触れると種がはじけとぶことで有名な植物に、「ホウセンカ」がありますよね。
はじけ飛ぶ特性は似ているのですが、ムラサキルエリアの種子は、水によってはじけるんですって!爆竹のように派手に弾けるんです。
実際に画像を提供されている方がいて見てみたんですが、種入りのさやを水につけると爆発するように、中の種が弾け飛ぶ様子が見れましたよ。
なんでも、この特性は、雨の季節に種を発芽させるための植物の知恵なんだそう。凄い生存戦略です。賢いですよね。
爆発するように弾けることから、ムラサキルエリアの英語名は「Cracker plant(クラッカーの草)」や「Popping pod(弾けるサヤ)」やとされるそうです。
「ムラサキルエリア」に非常に似た植物に、「ヤナギバルイラソウ」という植物(大変丈夫な宿根草)があります。
「ヤナギバルイラソウ」は開花時期が夏だということと、葉も細長いそうで、そこが、見分けるポイントとなっているそうです。
茄子に似たお花を咲かせた珍しい雑草?植物?と思って調べたら、子供達も興味を持って遊ぶ、面白い特性を持つ植物だと分かりました。
私ははじめて目にする植物だったのですが、なぜ今まで気が付かなかったのでしょうか?
雑草の世界って、不思議で面白いですね。
こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように…。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
●雑草のように、自生する「ムラサキルエリア」は茄子のような花を咲かせ、水に反応して弾ける珍しい特性を持った植物でした。この植物に非常に似た植物もあることが分かりました。どちらも、雑草並に強い植物です。
●ムラサキルエリアの種子は、雨に当たると弾けて種を飛ばす性質があります、果実は約20個の種子を含む2㎝ほどの長さの固い蒴で、水に入れても種子が飛び出す様子が見れます。
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