道端の植物の中で、私が恐ろしく感じていた植物の名は「黒法師」!美しい黒紫の葉から、黒法師という名前がつけられたそうです。
黒法師は、アフリカの北に分布するカナリア諸島原産のアエオニウムに属する多肉植物で、「サンシモン」という別名で呼ばれることもあります。モロッコ原産のアルボレウム種をもとに生み出された園芸品種だそうです。茎の上部に独特な風貌のロゼット状の葉をつけます。栽培に適した温度は15~20℃です。5℃以下と25℃以上になると生育が鈍くなるそうですよ。
春から初夏に向けて、葉を日光に当てると、より美しい濃い黒紫になります。
シックで素敵な植物なのですが、お世話をしないで放っておくと、葉の下部が少しずつ枯れるのにともない、茎が伸びていきます。茎が伸びてきて、株が大きくなると、威圧感さえも感じる迫力が出てくるんです。茎は長いもので、100cmほどまで成長するそうです。
「黒法師」を長く育てていると、花を咲かせることがあります。花はこんもりと沢山集まって集合体っぽく咲きます。花の色は鮮やかな黄色で、今まで見たこともないようなお花の咲き方です。美しいので、観賞価値も高いそうですよ。
環境が良い条件が整っていても、花が咲くまでにかなりの年数がかかるため、待ち遠しく、期待する気持ちを表して、「いい予感」という花言葉が付けられたそうです。
めったに咲かない花ですが、花が咲くとしたら春から夏にかけて咲かせます。そして、花が咲くと株が枯れてしまうそうです。ですが、株の下には新しい芽が出ていることもあるそうで、そういう場合は、再び植え替えて育てることができます。
黒法師が伸びすぎてしまった、または増やしてみたいという場合は、挿し木という増やし方がおすすめです。人によっては、黒法師の挿し木のことを「胴切り」とも呼ぶそうです。
「胴切り」って呼び方も、なかなか怖いですよ~!
怖い、怖い!と連発しましたが、街で見かけた「黒法師」は、茎が長くなっていたり、大きくなっていたりするものが多かったので、お手入れをしてあげれば、カッコよく育てることもできます。
奇妙にも思える、とても珍しい特質は好奇心をそそり、間近で見届けるワクワク感は、非常に大きいでしょうね。それに、お世話はお外で鉢植えしておけば簡単に育てることができます。
ただ注意点があって、「黒法師」は多肉植物なので、水やりに注意が必要です。マツコ・デラックスさんは昔、水やりをしすぎて、「黒法師」を何度も枯らしてしまったそうです。水のやりすぎには注意です。
はじめは、怖い!奇妙!だとしか思えなかったのですが、いろいろ調べてみると、珍しさ、ワクワクをそそる不思議さが満載の、個性的な植物という見方もできるようになりました~!
観賞用としても人気の「黒法師」。その意味が分かったようにも思えます。
でもでも、やっぱり、なんだか怖い植物なんです。
こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように…
最後まで読んでくださりありがとうございます。
〇冬に生長し夏は休眠します。寒さに強く、多少霜に当たったくらいでは枯れませんが、一方で夏の暑さには弱いので、夏の暑さ対策・日差し対策が育て方のポイントとなります。
〇茎が長くなってきたら、適度な長さでカットして、花瓶に挿して観賞用して楽しむこともできるそうです。
〇茎がすっと伸びた先に、鮮やかな黄色の花を咲かせます。花を咲かせると株はほとんど枯れてしまいます。蕾が出てきた黒法師の寿命は短いもの、と考えたほうがいいそうです。早めに挿し木用として株をカットして、別の鉢などで育てておくとよいですよ。
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