グランドカバーとは、花壇やお庭などの土の部分をおおうように広がる植物のことです。
一面に広がる芝生、花壇の縁取りに多いタマリュウなどが、想像しやすいかもしれませんね。
踏まれても耐えるもの、きれいな花が咲くもの、一年中美しい葉をつけているものなど、さまざまな種類があります。
今回は、わが家の庭や花壇に植えてあるグランドカバー3種をご紹介。
これからの雑草に悩まされる季節を、快適に過ごすためのヒントになれば嬉しいです!
ハーブの一種であるタイムの中でも、地を這うように広がっていくタイプのものを「クリーピングタイム」といいます。
4月〜5月に、写真のようなピンク〜紫の花を一面に咲かせる様子は、ふわふわ、もこもこしたカーペットのようでとても愛らしいです。
葉も茎も密なので、雑草抑制効果も強い気がします。
北陸住まいのわが家ですが、冬でも緑色の葉は落ちることなく、上に雪が積もっても元気に春を迎えます。
湿気や蒸れが苦手で、乾燥気味の場所のほうがよさそうです。
わが家では地植えなので、水やりも夏に晴天が続いたときのみ。手のかからない印象です。
ただし、とても広がりやすいので、花壇や通路など区切りのある場所のほうが、のちのち管理がしやすいでしょう。
植えて数年経つと地面近くの茎が枯れ込んでくるので、花が咲いたあと(梅雨前がおすすめ)に短く切ると、また新しい茎や葉がたくさん出てきます。
ハーブなので触ったり踏んだりすると、さわやかな香りが広がります。
わたしはこのタイムの香りが大好きで、よく通る場所に植えて自然な香りを楽しんでいます。
香りのおかげなのか、虫がつくこともなくとてもお世話が楽な植物です。
香りの好みは人それぞれなので、必ず実物をご確認くださいね。
グレコマの和名は「垣通し」。
垣根を通り抜けて入ってくるほど広がりやすい、と言うことらしいです。
暑さ寒さにも強く、日陰でも育つ丈夫な植物です。
ツル状に伸びていくので、思わぬところに進出したりもします。(これも名前の通り)
増えすぎ防止のためには、こちらも区切られた場所に植えるとよさそうですね。
高さのある花壇だと、垂れ下がるように伸びてくる様子が美しいです。伸びすぎたら、ツルの部分を切ることで抑えられます。
わが家では、テラスとフェンスの間の10cmほどの部分に縁取りのように植えてあります。
ここでは、冬には地上部が枯れますが春になるとまた出てくるので、増えすぎることなく可愛らしい姿を保っています。
また、4月頃に咲く小さな薄紫色の花もかわいらしく、目を楽しませてくれます。
しかし、あたたかい地域だと冬も枯れないようで、増えすぎる!という話も聞きます。
お住まいの地域にあわせてお選びくださいね。
アジュガは、乾燥には弱いのですが、寒さに強く、なにより日陰でも元気に育ちます。
わが家では北西の花壇に植えてありますが、ほとんどお世話することもないくらいの丈夫さです。
4〜5月頃には、花茎が立ち上がりきれいな花を咲かせます。
わが家に植えてあるものはピンク色ですが、青紫や紺色がかった濃い紫色のものもよく見かけます。
花の時期の姿が印象的ですが、葉の色もさまざま。
花の時期よりも葉だけの期間が長いので、植える場所にあわせて好みのものを選ぶと楽しいですね。
短いツルのようなランナーを伸ばして子株を増やします。四方八方に伸ばすので、気がつくと一面アジュガ!なんてことも。
地を這うような低い葉が、一面に広がっていきます。
こちらも、区切られた場所や増やしても大丈夫なスペースでお楽しみくださいね。
シンボルツリーの足元が土むき出しでさみしい様子をよく見かけます。
雑草だらけになる前に、グランドカバーで手間を最小限に見栄え良くできたら嬉しいですね!
面倒な草むしり(わたしは嫌いじゃないけど、いやだーっていう方の気持ちもよくわかる)も、最小限に抑えることができれば一石二鳥!
季節になるとお花が楽しめて、一石三鳥♡
ぜひお庭づくりのヒントにしてくださいね。
ご紹介した植物は、地域、品種、植えてある土の状態などさまざまな要因で、育ち方にも違いがあります。
雑草抑制の効果にも違いはありますが、同じ種類の植物の中だと雑草がはえてきても見つけやすく、抜きやすいのも大きなメリットです。
お住まいの地域や環境、好みにあわせて、お選びくださいね。
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます