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【身近な雑草】昔聞いたタンポポの「綿毛」が耳に入ると危険って本当?クローンなタンポポって?

【身近な雑草】昔聞いたタンポポの「綿毛」が耳に入ると危険って本当?クローンなタンポポって?
投稿日: 2023年4月4日 更新日: 2023年4月4日
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大阪在住の料理愛好家。日常の小さな喜び(宝物)を大切にしながら暮ら...
道端やお花見途中でも、ごく普通に見ることのできる植物「たんぽぽ」。桜の咲く季節には、たくさんの「たんぽぽ」が鮮やかな黄色い花を咲かせていますよ!

昔、聞いたことがある「タンポポの綿毛が耳に入ると危険だ」という情報は本当なのでしょうか?タンポポの綿毛を見るたびに、なんだか怖いなぁ~!と思っていたのですが、気になってきたので、調べてみましたよ。私のように気になる方もいらっしゃるかも知れませんので、プチッとご紹介させていただきますね。

では、いってみよう~!

外来種のセイヨウタンポポが厄介です!まずは特徴から

外来種のセイヨウタンポポが厄介です!まずは特徴から

多年草。太い直根があり葉はすべて根元から放射状に出て、様々な程度に羽状に裂ける。花茎は中空で葉をつけず、頂部に径3.5~4.5cmの鮮黄色の頭花を一個つけ、総苞は高さ2cm、総苞外片は色が淡く、つぼみの時に下方へ反り返り(在来タンポポ類では反り返らない)、内片は濃緑色で直立、いずれも角状突起が無い。

花は舌状花のみで、在来タンポポ類より数が多い。果実(痩果)は長さ2.5~4mm、灰褐色~茶褐色。長いくちばしの先に白色毛状の冠毛がつく。外総苞片が反り返ることで在来タンポポ類と、果実の色が赤っぽくないこと、頭花の径がやや大きいことなどでアカミタンポポと識別可能。他のタンポポ類と雑種をつくる。

日本でみられるセイヨウタンポポの8割以上は在来タンポポとの雑種との報告がある。

とのこと。

引用元:『国立研究環境所 侵入生物データーベース』より

外来種のセイヨウタンポポは、クローンを作れるんです(怖い!)

このセイヨウタンポポは、受粉をせずに自分だけで種子を作ることができるので、日本タンポポと違って、昆虫がいないような環境でも、受粉せずとも自分のクローンをどんどん作り出して増えることができるんです。

セイヨウタンポポは一年中開花する一方、日本タンポポの開花はおもに春だそうです(稀に冬にも開花することがある)。

強さは、日本タンポポの方が強いらしいですね。クローンゆえの弱点もあるそうです。

現在の日本では、セイヨウタンポポとの交雑種が増えていて、純粋な日本固有の種は減っていってしまっているようです。水中のメダカの話となんだか似ている?!

タンポポの花言葉は、「真心の愛」「愛の神託」「神のお告げ」「別離」「思わせぶり」

タンポポの花言葉は、「真心の愛」「愛の神託」「神のお告げ」「別離」「思わせぶり」

夏の日に元気に咲く向日葵の花のように、鮮やかな黄色い花を咲かせます。刺身についてくる食用菊に非常に似ていますね。そして、丸い綿毛が特に可愛いんですよね~!

子どもの頃、よく、ふっとふいていましたっけ!そして、いつの日か誰が言ったのか、どこからの情報だったのかも忘れてしまったのですが…

その可愛い「綿毛」が耳に入るとよくないという情報!!
その情報を知ってから、たんぽぽにあまり触れないようになりましたね…。

本当は、どうなんでしょう?
大人になっても、いまだにハッキリ分かっていませんでした。

「綿毛」が耳に入るとよくないという情報は本当?

「綿毛」が耳に入るとよくないという情報は本当?

昔ながらのタンポポは、春の植物で、通常は3月から5月頃にかけて咲き、1週間から10日くらいは咲いていて、その後1ヶ月くらいすると花は枯れ、綿毛になります。この写真は4月に撮影したものです。

綿毛には、フワフワとした飛んで行く部分を「冠毛」と呼ぶそうで、60~80本近くの冠毛に対して、1本の柄が付いていて、種が1つ付いています。在来種では種が60~120個くらいで、外来種では種が200個くらいついているそうですよ!

そして、外来種の方が軽くて、遠くまで飛んでいくことができるそうです。

外来種はクローンのように繁殖し、砂漠のような過酷な環境でも根をつけて子孫を残すことができます。

綿毛が人の耳の中で発芽することもある→事例はあるそうです

綿毛が人の耳の中で発芽することもある→事例はあるそうです

過酷な環境でも根を発芽させ、子孫を残す生命力があるので、人間の耳の穴奥深くに入ると最悪発芽する可能性もあるので、要注意とのことですよ!

非常に稀な事なのですが、中国の幼い女の子(1歳4ヶ月)の耳の中に入った異物(綿毛)が、発芽して2cmほどの大きさにまで育ち、手術をして取り除いたという事例があったそです。

幼いお子様をお持ちのママは、確率が0ではないと分かったら、気をつけた方が良いですよね!

コツ・ポイント

〇タンポポの綿毛は、耳に入ると厄介なので、好んで触らない方が良いでしょう!特に、小さなお子様やペットの耳に入らないように、注意が必要ですね。
〇食べる事ができるとされるタンポポ(タンポポ茶も有名ですね!)。毒はないそうですがアクが強いため、お腹の弱い方には向かないかも。中には気持ち悪くなってしまう人もいるそうですよ。
〇タンポポは、キク科の植物で、キク科の植物にアレルギーがある人は避けた方が良いでしょう。タンポポと同じキク科の植物でアレルギーになるものとしては「ブタクサ」や「ヨモギ」などが有名です。綿毛に触ったり近くに寄ったりすることで、アレルギー症状(くしゃみや鼻水)が出ることがあります。
〇セイヨウタンポポとアカミタンポポなどは、日本固有のタンポポ属の脅威となっています、→要注意外来生物です。


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