ガラスペンの魅力
今年の正月からいきなり火が付いたマイブーム臨書。
毎朝、毎夕・・・・筆を握っています。
たまに・・・・筆ペンで書いたりすると、連続でいくらでも書けてしまうリズムに妙に不自然さを感じてしまいます。
毛筆は・・・・墨を付けて書き始めますが、補充するサイクルが、楽器のブレスの様な・・・・ダイビングの息継ぎの様な・・・・・
この間が何とも心地よいと言うか魅力的に思えます。
これは、筆の材質や種類・・・・墨の濃さにも関係していて掠れて薄くなる様子を上手く表現する書家も沢山おります。
もともと古代人は、瓦状のものに固い棒状のもので文字を書いたとされています。
紀元前700年になると、鳥の羽にインクを付けて書くスタイルになり・・・・・
1564年に鉛筆が出来て・・・・・1800年には、万年筆が出来たとか・・・・
1902年に日本の風鈴職人である佐々木定次郎によってガラスペン考案されたそうです。
ガラスペンとは、つけペンの一種で、インクに浸して書き始めるのですが・・・・・
インク持ちが良く、原稿用紙1枚程度なら一気書くことができるようです。
不思議なのは、しっかりインクを付けても書き始めから一定の量のインクがなめらかに出てくることと、同じ細さのラインが出てくることです。
万年筆等の金属ペンは、ペンを動かす方向が限られますが・・・・ガラスペンは、全方向OKです。
細く滑らかに文字を書けるのは、やりだすとはまる面白さがあります。
ただ・・・・私が現在使っているインクは、ゴム栓が付いていて・・・・開けるのに100%指にインクが付きます。
なので・・・・ガラスペンを使うのは、超特別な儀式の様になっています。
パソコンやスマホが当たり前の時代になり・・・・反逆児の様に私は、毎日臨書しています!!
へたくそでも、書くのは楽しい!!
「へたくそ物の上手なれ・・・」
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます