それでも、食べなきゃ(食べさせなきゃ)いけないのが世の常です。
↑少々、大袈裟な表現でしょうか。笑
このフレーズはどうでしょう。これを聞いて嫌な気持ちになる人はほとんどいないのではないでしょうか?
つまり、「栄養満点で腹持ちのよい美味しいもの」が「お手軽かつ簡単に」できれば誰もが嬉しいということになるかと思います。
しかもお椀一杯で叶うとなれば…
(これを私は「完璧メシ」と呼ぶ。笑)
現代風に「完璧メシ」と呼んでみるものの、その正体は…なんと古くから伝わる日本料理【すいとん】なんです。
簡単に言えは、小麦粉に水を加えてこね、団子くらいの大きさにし、だし汁で煮たもののことです。食べやすいサイズにカットしたお好みの野菜と醤油や味噌で味を整えた汁で煮ます。
漢字では「水団」と書きます。
※【すいとん】の呼称は全国的ですが、地方によっては「ひっつみ」「はっと」「つめり」「とってなげ」「とっちゃなげ」「おだんす」「ひんのべ」「だご汁」といった料理名があり、具材、だし、調理法が異なり、つまりそれぞれが異なる郷土料理というわけであります。
まずは我が家のすいとんをご覧ください。
「美味しそう!」なのは伝わります…よね?笑
後ほど、作り方はご紹介いたします。
で、すいとんの魅力は??って思っちゃいますよね!
「小麦粉」と「水」さえあればできます。
小麦粉を他の粉に替えたり、塩を加えたりするバリエーションもあります。
難易度は普段の味噌汁作りと同レベルです。
味のベースは大きく分けると醤油か味噌が基本なので、味噌汁を作る感覚で大丈夫です。
余談ですが、私がまだ料理初心者で初めてすいとんを作ってみた時、あまりにも簡単なことに驚き、自分がこんなに美味しく作れたんだと感動したのを覚えています。笑
(つまり、それぐらい簡単と言うことです。)
具材はお好みのもの、季節のものでよいのでとにかく具沢山にすれば栄養満点になります。
野菜だけでなく、肉や油揚げなど入れればタンパク質も摂れますね。
そこに小麦粉でできた団子のすいとんが加われば、そりゃあもう腹持ちは抜群です。笑
お米を炊き忘れた日や、朝食にお米なしでもいけちゃいます♡
(4人分)
◇小麦粉 …70g
◇片栗粉 …30g
◇水 …60ml
◇塩 …少々
※片栗粉は小麦粉に替えてもOKです。
つるんともちっと食感を追求した結果このような配合にたどりつきました。
深めのボウルに小麦粉と片栗粉、塩を入れて、水を少しずつ加えて混ぜ、耳たぶぐらいの固さにします。
《具材は今回たまたま使用したものです》
◇豚肉 …50g
◇大根 …7センチ
◇人参 …1/2本
◇ごぼう …1/4本
◇舞茸 …1/4袋
全て食べやすいサイズにカットします。
豚肉も大きければカットした方が美味しく仕上がります。
鍋に和風だし600mlと具材を入れて柔らかくなるまで煮込んだら、すいとんをスプーン等で食べやすいサイズにして加えます。
すいとんが浮き上がってきたら、醤油(小1)を加えて一煮立ちさせ、味噌(大2)を溶いたら完成です!
※醤油ベースで仕上げる場合
味噌を入れず、醤油(小1)→醤油(大2)に変更
食材はお好みのもので構わないので、季節のものを積極的に取り入れてみましょう。
春…キャベツ、アスパラ、さやえんどう
夏…かぼちゃ、茄子、ピーマン
秋…きのこ、さつまいも
冬…根菜、白菜、カリフラワー
旬の食材は味だけでなく栄養素も豊富!そしてなんと言ってもお安く手に入りますよね♪
季節の食材を使って年中楽しめる【すいとん】は古くから伝わる現代の「完璧メシ!」と言ってもよいでしょう♪
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