こちらが、フラッシュちょうつがいといいます。
①開いた状態:
左右非対称の羽根
②閉じた状態:
閉じると、羽根部分の厚みが一枚分で収まる。
※この、「閉じた状態」が羽根部分の厚み一枚分で収まる、というところがポイントです。
③動き方:
内側、外側、両方の羽根が自由に動く。
※写真ではわかりにくいですが、羽根をぐるりと一周回すことができて、また元のとおり羽根一枚分に戻ります。
一番身近な「平ちょうつがい」と見比べてみます。
①開いた状態:左右対称の羽根
②閉じた状態:
(クリップで挟んであるもの)羽根と羽根が重なることで、羽根2枚分の厚みになる。さらに隙間ができる。
③動き方:
閉じた状態から、180度を少し超えたところで止まる。
※開いた状態で羽根を重ねることはできません。
こちらは、フラッシュちょうつがいをつかって、とびらを取り付けてみたところです。
とびらは閉めている状態。
ちょうつがい自体がほとんど見えず、取り付け後の隙間がとても狭くなっています。
同じように、平ちょうつがいを閉じた状態でとりつけることもできます。
ただし、ちょうつがいの厚みを抑えるために、取り付け部分を彫りこむ作業が必要です。
フラッシュ蝶番で、カラーボックスにとびらをつけたときのようすです。
カラーボックスにマスキングテープで張り付けてあるのが、外側の羽根です。
写真のように、ピンのようなものを抜くと、内羽根と外羽根が分かれるようになっています。
①取り付けたい場所を決める
②カラーボックス側に、外羽根を仮止めする
③とびらを合わせ、内羽根を取り付けたい場所に印をつける
④内羽根を、とびら側に取り付ける
※ちょうつがいを取り付けるときは、写真のようにマスキングテープなどで仮止めをしておいて、ビスを留めるための下穴を開けるのがオススメです☆
⑤それぞれをビス留めしたら、ちょうつがいを合わせて最後にピンを通して完了
ちょうつがいの可動域に制限がないので、とびら自体が干渉するところまで、大きく開くことができます。
こちらは、はじめてカラーボックスにとびらを取り付けた時の写真。
状況
・ちょうつがいが外れてしまっている。
・下端に見える二段目のちょうつがいはサイズを大きくしてみたものの、やっぱり外れる。
原因
・ありものでつくったとびら部分(角材多様)が重い
・にもかかわらず、100円ショップの平ちょうつがいで取り付けてある
・しかも、ビス自体も短いものを使用
過去に、こんな失敗をしておりました(笑)
ひとことで「ちょうつがい」と言っても、いろいろなものがあります。
平ちょうつがいの中にも、ピンで両羽根が分かれるものもあるそう。
取り付けた時に、ちょうつがいが全く見えない「スライドちょうつがい」(キッチンシンク下収納のとびらなど)、開いてもばねの力で元通りに閉じることができる「ばねちょうつがい」(お店のカウンターと客席の間にあるような腰高のとびらが想像しやすいですね)など。
その中で、フラッシュちょうつがいを選んだのは、「取り付ける場所を彫ったり穴を開けたりしなくていい」からでした。
いつものDIYをひとつグレードアップしたいな、と思ったらフラッシュちょうつがいを試してみてください。
ちょうつがいの種類を変えるだけで、仕上がりの満足度があがります。
DIYが上手になった気分にもなれるのでオススメですよ(笑)
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