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穴が空いた衣類が生き返る!!ヨーロッパの修繕方法「ダーニング」

穴が空いた衣類が生き返る!!ヨーロッパの修繕方法「ダーニング」
投稿日: 2021年12月17日 更新日: 2022年1月28日
閲覧数: 30,727
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ステキをしている人
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高知(自宅)と大阪(実家)を行ったり来たりのライフオーガナイザー®シニア...
衣服にトラブルはつきもの。
うっかり破ったり、虫食い、汚れてしまって、一部分の状態が悪くなって着られなくなったお気に入りの衣服はありませんか?
そんな時は、手放す前にひと手間かけて、修繕に見えにくい方法でお直ししてみませんか?
「ダーニング」というヨーロッパに伝わる修繕の方法です。
好きな色の糸を使って、形やデザインなど自由自在♪
世界でたった一つだけのお気に入りの一着に生き返って、愛着も寿命も倍増です♡
SDGsの1歩目にもオススメですよ♪

材料

  • 刺し子糸や毛糸など :お好きな色
  • ダーニング用台 :1個
  • 刺繍針や毛糸針 :1本
  • ヘアゴムまたは輪ゴム :1本

必要な材料を用意する

必要な材料を用意する

左から順に
・刺し子糸(100均購入品)
・毛糸
・ダーニングスティック
・ダーニングマウス
・ヘアゴム

糸は、ヨリが崩れにくい刺し子糸を普段は愛用しています。
ニット製品には、毛糸の方が質感が合っているので使い分けています。

ダーニングの専用台はちょっとお高いのですが、丸くて小ぶりなものなら代用もできます。
一緒に縫い込まない硬さのあるものが向いています。
私は、子供のポールハンガーの掛ける部分が丸かったので代用していました。

繕う範囲を決める

繕う範囲を決める

衣服などをダーニング用の台の上にセットしてヘアゴムで留めます。
繕う場所より1~2cm程度大きめに、ラインをチャコペンシルなどで印をつけると出来上がりの形が崩れにくいです。

出来上がりの様子

出来上がりの様子

今回は、糸の色を変えて、丸を重ねたようなデザインにしてみました。
最初は、四角い形から始めると角がわかるので簡単です。

縦糸から縫い始める

縦糸から縫い始める

決めたラインに沿うように、縦糸を縫っていきます。
糸の端は玉留めせずに、10cm程残して、後で処理します。
折り返しのひと針は、生地の糸を1~2本すくう感じです。
最後まで縫ったら、90℃回転させます。
四角形や三角形は端から、円形は真ん中から半分づつ縫うとやり易いです。

横糸を縫います

横糸を縫います

縦糸に交差するように横糸を上下交互に渡していきます。
1本おきに縦糸をすくって進める感じです。
この時に、針の穴の方を使って糸を通すとすくいやすいですよ♪

円の真ん中部分から縫い始める

円の真ん中部分から縫い始める

円形を半分縫ったところです。

円形の出来上がり

円形の出来上がり

残り半分も同じように真ん中から縫い始めます。
全部縫ったところです。

糸の始末をする

糸の始末をする

端に残した糸は、肌に当たらなければ、裏側で玉留めでもOKです。
肌に当たる場合は、目立たないように表側の縫い目に馴染ませるように糸を端の糸と生地の間にくぐらせます。
角度を変えてもう一度同じようにくぐらせたら余った糸を切ります。

出来上がり

出来上がり

袖口の穴が空いた部分は、色違いの円形の模様に変わって、ちょっとカラフルになりました♪
綺麗な円じゃなくてもご愛嬌。
手をかけることで愛しさが湧いてきました。

コツ・ポイント

ダーニングは、綺麗な形にならなくても、それが個性になるので、失敗を気にせず気軽に出来るところが気に入っています。
「完璧に!」と気負わずに楽しんでくださいね♪
服だけでなく、手袋やスニーカーなどもお直ししています。
針と糸でチクチクと縫う集中する時間と完成した時の達成感は、病みつきになるかも?
復活させたいお気に入りの衣服などがあれば、是非お試しくださいね!
https://nanokichi.blog.fc2.com/


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