マンホールの汚泥は匂うし汚いので、服の上から上下で雨具スーツと、長靴、手にはゴム手袋をはめます。ゴム手袋は少し高くても、裏起毛のついた大き目サイズのもので、すそが長いものがいいでしょう。
私のゴム手袋はドラッグストアで300円ほどしましたが、もう3年ぐらい使っています。上下の雨具は100均のレインコートのコーナーに「バイクスーツ」などの名前で置いてあります。そのスボンタイプのものがいいでしょう。長靴はコーナンなどのホームセンターで、1200円ほどだったかな、あると思います。
これらで身を固めておいた方が無難ですね。汚泥ははねてどこに着くかわかりませんから。
ちょっと写真がわかりにくいですが、穴あきお玉じゃくしとバネブラシ、塩ビ管です。このようなものでマンホールの詰まりを取ります。穴あきお玉は100均のキッチン用品コーナーにあります。ステンレス製のものがいいでしょう。これでマンホールの中の汚泥をすくって、二重にしたビニール袋に入れます。
うちのマンホールは二か所あります。写真左の大きなものと、右の白い小さなものです。このふたつは曲がったパイプで地下でつながっています。曲がっているのでちと厄介です。両方から塩ビ管とバネブラシを使って突つきます。管が通ると気持ちよいぐらい、詰まった汚水がどっと流れます。
同じ写真で恐縮です。この水面に穴あきお玉を突っ込んで、汚泥をすくってビニール袋に入れます。毎週私はこの作業を続けているので、ここまで(これでも)きれいになりました。汚泥の量も今ではちょっとです。そのあと、黒の塩ビ管でこの出ている排水管の口を突きます。毎週やっていたら、管通しは楽になります。
説明が遅れましたが、台所の排水は、うちの場合はいったんここの汚水槽にためてから流す形式になっており、排水に含まれる油かすなどの汚泥はここにたまります。ですからここを掃除しないと、ここから先の排水管の中に油かすが詰まってしまうのです。油かすは白いもろもろとしたもので、冬場は気温が低いので特に固まります。
穴あきお玉は水分を除去できるので、油かすをすくうのに一番いいのです。
塩ビ管については、うちの場合は出入りの大工さんに分けていただいたので、たぶんホームセンターに売っているはずとしか言えないです、ごめんなさい。でもありそうだと思います。
こちらは塩ビ管が入らない狭い入り口なので、コーナンで買ってきた細い方のばねブラシで突きます。ゴム手袋を突っ込んでの苦しい作業になりますが、管が通ると汚水がどっと流れて気持ちいいです。
ばねブラシはホームセンターに売っている、バネみたいにたわむステンレス鋼でできた長い針金状のものです。先端に針金の輪がついていて、それで詰まりを突きます。
これは毎週の日課にしています。これを続けていたら、水道業者のお世話になる事もなく、夏場も下水の匂いがせずに快適に過ごせています。もちろん流しから汚水が逆流することもありません。たった15分間の作業です。みなさんもやってみませんか。詰まってしまって業者に依頼すると、約1万円取られる仕事です。
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