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暮らしを彩る″生け花風“寄せ植えのコツ

暮らしを彩る″生け花風“寄せ植えのコツ
投稿日: 2021年12月9日 更新日: 2021年12月13日
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限られたスペースや土のない場所でも、自分好みの小さな庭づくりを楽しめる寄せ植え。生け花の技法を取り入れてつくる“生け花風”の寄せ植えなら、初心者でも趣のある寄せ植えがつくれます。草月流1級師範である古賀有子さんに“生け花風寄せ植え”のコツと手順を教えていただきました。

材料

  • 容器
  • 植物
  • 肥料

寄せ植えづくりの4ステップ

寄せ植えづくりの4ステップ

1、 飾る場所を決める
まずは、寄せ植えをどこに飾るかを決めます。「屋外か、室内か」「日の当たる時間が長いか短いか」など置き場所の環境で、植物の種類や鉢の大きさが絞られます。

2、 テーマを決める
季節をイメージして、先にテーマを考えることがポイントです。例えば「ナチュラルガーデン風」「和風の庭園風」などです。そして、作品の仮タイトルを付けてみましょう。そうするとよりイメージが鮮明となり植物選びのヒントになります。

3、 容器と植物を選ぶ
先にイメージしたテーマと仮タイトル、そして飾る場所に合わせて容器を選びましょう。容器の大きさによって植え付ける苗の数も変わります。

そして、一つの鉢に複数の植物を組み合わせるときは、飾る場所の状況にあわせて「寒さに強いもの」「日向を好むもの」など、同じ環境を好む植物を選びます。
苗選びのポイントは、根元がしっかりしていて、丈が長すぎず葉が多い苗がよいでしょう。

4、 配置を決める
主役になる植物を起点にして、正面から見たときすべての植物が見えるよう配置します。植え付けは“空間の広がり”を意識して、高中低の3段階で高低差をつけると立体感が出ます。

美しい姿を長く楽しむメンテナンスのコツ

美しい姿を長く楽しむメンテナンスのコツ

植物の種類にもよりますが、上手にお手入れすれば、植え付けから1~2年ほど楽しむことができます。
●水やり
基本は土が乾いてから、鉢底から水が流れ出るまで、株元にたっぷりと与えます。
●肥料
2週間に一度追肥をすると、花と葉の色や大きさがよくなります。
●摘心(てきしん)
摘心をすると脇目の成長が促され、苗にボリュームがでます。終わった花がらは、こまめに取り除くと、新しい花が付きやすくなります。

冬の寄せ植えのポイント

冬の寄せ植えのポイント

冬の休眠期に入る前の植物は、植え付けるとき根のいじりすぎには注意しましょう。枯れの原因になる事もあります。

ただし、生育が旺盛な「パンジー」や「ビオラ」は根を半分ほど取ってから植えると、発根が促進されて株が大きく育ちます。

一年草は花が終わったら、季節に合わせて別の植物に入れ替えると、また違う雰囲気を楽しめます。新たに追加する苗も同じ環境を好む種類を選ぶことを忘れずに!

【監修 古賀 有子(こが ゆうこ)】
ガーデンKOGA代表。コンテナガーデニングマスター。(社)日本家庭園芸普及協会認定グリーンアドバイザー。草月流1級師範。器を水盤にたとえ、花を生ける感覚で植物を植える「生け花風寄せ植え作家」として活躍中。



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