クリスマスケーキでおなじみのイチゴは旬が冬と思われがちですが、屋外で育てる露地栽培の収穫適期は品種や地域にもよりますが多くは5月〜6月で、プランターや庭での植え付け適期はおおむね10月〜11月中旬です。
お庭に地植えする場合は、植え付けの2週間ほど前に元肥となる有機肥料を土に混ぜ込んでなじませておくことが大切です。
プランターで育てる場合は栄養価の高い土を用意し、適正な分量の元肥を赤玉土に混ぜ込むか、市販のイチゴ専用の土を使うとよいでしょう。
植え付ける位置に穴をあけて水をたっぷり注ぎ、水が引いたら苗を植え付けます。
苗にはランナー(親株から伸びるつるの新芽を付ける茎)を切った跡があり、これが内側になるように植え付けます。
イチゴはランナーの切り跡の反対側に花芽を付けて実をつける性質があるため、花が外側に向くよう植えると受粉や収穫がしやすくなります
苗の株元にある、葉が出てくる付け根の部分は「クラウン」と呼びます。
植え付ける際はこのクラウンを土に埋めないようにするのがポイントで、埋めてしまうと成長の妨げになるため、深植えしすぎないよう注意が必要です。
植え穴に苗を植えたら根元をしっかりと押さえ、根元にたっぷりと水を与えます
イチゴはある程度寒さに当てることで必要な休眠期に入り、春に目覚めて花を付けます。
冬の間は枯れた葉を見つけたら病気予防のため摘み取りますが、葉が赤く色づくのは冬越しのためのもので病気ではありません。
プランターは雨の当たらない日当たりのよい軒下で育て、この時期に伸びるランナーは栄養が分散するため切り取り(ランナーを育てるのは収穫後になります)ましょう。
地植えの場合は2月下旬~3月上旬の1回目の追肥の時にマルチング(ビニールで土を覆う)を行うと、地温を上げて成長を促すうえに、雑草を防ぐ効果があります。
花が咲き始めたら、ワラを広げて敷くと土やマルチビニールに実が触れて痛むことをふせげます。
ワラを敷いたら、苗に当たらないように上からひもをジグザグに渡して、Uピンなどで留めておくとワラが風で飛ばされにくくなります。
花が咲いたら、柔らかい筆や綿棒に花粉を含ませて開花した花にこすりつける人工授粉をすると実付きがよくなります。
花同士をこすりつけ合っても受粉でき、満開の時期に晴れた日を選んで何度か繰り返すのがおすすめです(雨天は花粉が流れてしまいます)。
今年の秋はイチゴ栽培に挑戦して、収穫後は伸びたランナーを育てれば翌年も苗が増え、春には美味しい実を楽しめます。
【もっと詳しく知りたい方】
ページ下部「記事の出典:イチゴ栽培【鈴なりも夢じゃない】」をご覧ください。
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