鈴なりも夢じゃない「イチゴ栽培」

鈴なりも夢じゃない「イチゴ栽培」
投稿日: 2021年12月9日 更新日: 2021年12月13日
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甘酸っぱくて見た目も可愛く人気の高いイチゴ。お庭やベランダで育てて、来春は家庭でイチゴ狩りも夢じゃないかも。イチゴを育てるコツを紹介します。

植え付け適期と準備

植え付け適期と準備

クリスマスケーキに使われることの多いイチゴ。旬は冬と思われがちですが、屋外で育てたもの(露地栽培(ろじさいばい))は品種や地域にもよりますが多くは5月~6月が収穫適期です。

プランターやお庭で栽培する場合、植え付け適期はおおむね10月~11月中旬となります。

イチゴを甘くておいしく育てるためには、土と肥料が大切です。お庭に地植えする場合は、植え付ける2週間ほど前に元肥となる有機肥料を土に混ぜ込んで耕し、なじませておくことが大切です。

プランターで育てる場合は、栄養価の高い土を使用しましょう。肥料は多ければいいというものでもありません。適正な分量の元肥を赤玉土に混ぜ込むか、または最近市販されているイチゴ専用の土を使うのもいいでしょう。

植え付けるときのコツ

植え付けるときのコツ

植え付ける位置に穴をあけ、植え付け前に水をたっぷりと注ぎます。水が引いたら、そこに苗を植え付けていきます。

イチゴを植え付けるときには、苗の向きと植え付ける深さに注意が必要です。イチゴは親株から伸びるつるのような新芽を付ける茎(ランナー)が伸びます。苗には元株につながっていたランナーを切った跡があるので、これを内側になるように植え付けましょう。

イチゴはランナーの切り跡の反対側に花芽を付け、実がなる性質があります。花が外側に付くように植えることで、受粉や収穫がしやすくなります。

クラウン

クラウン

(円で示した場所を「クラウン」という)

植え付ける深さは、苗の株元の葉が出てくる付け根の部分(クラウン)を土に埋めないようにするのがポイント。埋めてしまうと成長の妨げになってしまいます。深く植えすぎないように注意が必要です。植え穴に苗を植えたら根元をしっかりと押さえて、根元にたっぷりと水を与えます。

育て方のコツ

育て方のコツ

イチゴはある程度寒さに当てることも必要です。しっかりと寒さに当てることで必要な休眠期に入り、春に目覚め花を付けます。冬の間は、よく観察し、枯れた葉を見付けたら、病気を防ぐために摘み取ります。ただし、葉が赤く色づくのは冬を越すためのもので病気ではありません。

プランターの場合は、栽培場所がポイントになります。雨が当たると病気が発生することがあります。雨の当たらない軒下で日光が当たる場所で育てることがおすすめです。この時期にランナーが伸びてきたら、栄養が分散されてしまうので切り取ります。ランナーを育てるのは収穫後になります。

地植えの場合は

地植えの場合は

地植えの場合は2月下旬~3月上旬の1回目の追肥の時にマルチング(ビニールで土を覆う)を行うと、地温を上げて成長を促すうえに、雑草を防ぐ効果があります。

収穫に向けて

収穫に向けて

花が咲き始めたら、ワラを広げて敷くと土やマルチビニールに実が触れて痛むことをふせげます。ワラを敷いたら、苗に当たらないように上からひもをジグザグに渡して、Uピンなどで留めておくとワラが風で飛ばされにくくなります。

花が咲いたら

花が咲いたら

花が咲いたら、人工授粉をすると実付きがよくなります。人工授粉とは、柔らかい筆や綿棒などに花粉を含ませ、開花している花に軽くこすりつけます。ほかにも花と花をこすりつけあうことでも受粉します。満開の時期に何度か繰り返し行います。雨天では花粉が流れてしまうので晴れた日がおすすめです。

今年の秋はイチゴの栽培に挑戦して、春には美味しい実を楽しんでみませんか?収穫後は、株から伸びてきたランナーを育てるとまた次の年も苗が増え、栽培を楽しめます。


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