梅雨真っ只中の今の時期、湿気や雨でストレスを感じているかたも多いと思いますが、頭皮や髪も同じように湿気や紫外線などによりストレスを受けています。さらに雨が降ると気圧が低下するため、筋肉や血管が収縮されて神経を刺激し、血の巡りが悪くなります。
血の巡りが悪くなると肺から酸素を取り込めないために酸素不足になります。脳に酸素が不足すれば頭痛が起こり、酸素不足によって乳酸の分解率が低下し体が疲れやすくなります。
気温も湿度も高いこの時期は、汗や皮脂が多く分泌されるので、細菌が繁殖しやすい困った頭皮環境になっています。さらに、髪や頭皮の嫌なにおいの原因にもなるので、梅雨時期にあった頭皮ケアが大事です。
また髪は空気中の水分に反応してうねってボリュームが出てしまったり、逆にヘタってしまったりします。それを抑えるためにスタイリング剤の使用量が増えてしまうかたもいるのではないでしょうか。
この汗や皮脂、スタイリング剤がシャンプーで落としきれずに毛穴に蓄積されていくと、雑菌が繁殖し嫌なニオイ、かゆみ、ひどいときには炎症、抜け毛に繋がる恐れもあります。
湿気ともう一つ、気になるのが紫外線です。紫外線によってダメージを受け、栄養の抜けた髪は扱いにくくなってしまうこともあります。
そこで湿気や紫外線によるストレスに効果的なのがヘッドスパです。
吸収吸着作用とミネラル成分を豊富に持つクレイがあれば、スパやサロン、美容室などでプロの施術を受けなくても、手軽にセルフでヘッドセラピーを行なうことができます。今回はクレイで行なうヘッドスパをご紹介しようと思います。
ヘッドスパといえば、マッサージやトリートメントなど「手技ありき」というイメージがありますが、クレイがあればセルフケアでは難しい手技は必ずしも必要ではありません。
クレイは髪の毛と地肌の汚れを吸収吸着するだけでなく、髪の毛を生成する地肌に直接働きかけて血行を促進させ、さらにはアミノ酸の結合を促すことで健康な髪の生成を助けてくれます。もちろん界面活性剤などケミカルベースのシャンプーとは異なり、髪と地肌の脂分バランスを崩すことなく汚れを落とすことができるので、健康な地肌を守ります。
水で溶いたクレイペーストを髪と地肌に塗って、シンプルでありながら本格的なスカルプケアを自宅で体験してみましょう。
クレイヘアパック
シャンプー代わりにもなるヘアパックです。
ブラウンクレイを使用する場合にはセミロングでクレイ大さじ1、水分大さじ2が目安となります。イライト系のクレイを使用する際には、クレイ大さじ3~4杯、水分はクレイの約半量を目安として調整します。ひどい凝りや、頭皮にベタつきを感じやすい方は2週間に一度のヘッドスパをオススメします。
ヒーリングクレイと水分、レモン汁、はちみつを合わせて、ゆるめのペーストを作ります。軽く髪を予洗いしタオルドライします。事前にシャンプーはしないでください。
クレイペーストを地肌にたっぷりと塗り、なじませたら乾燥始めるまで10~20分ほどおいた後、よく洗い流します。クレイの粉が残らないように丁寧にすすぎましょう。髪の毛がからむようであれば、コンディショナーやリンスなどを使用しても構いません。
クレイヘアパックは、肉体的な疲労よりも脳の疲労が多いといわれる現代人にぴったりの究極の癒しの手法です。
頭皮トラブルの多い梅雨は手軽にバスルームでできるセルフヘッドスパで頭皮環境を整えて、ストレス対策をしてみてくださいね!
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