クレイの力で素肌を美しく保とう♪

クレイの力で素肌を美しく保とう♪
投稿日: 2021年5月7日 更新日: 2021年5月7日
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国際クレイセラピー協会(以下ICA)はクレイセラピーの研究、開発、教育...
肌に纏う自然。

アメリカの先住民は、母なる大地、聖なる地球のパワーに触れるために地面に直に座り、裸足で歩きました。人は土に触れることで癒され、浄化され、肌は自然のちからを蘇らせることができます。
 地中深くから掘り出されるクレイは、母なる大地のエネルギーが凝縮された100%純粋な天然素材です。地球上の動植物は水溜りに溶け出したクレイや、地中からひたひたと伝わってくるクレイのエネルギーを受けて成長し、時には傷や病気を治癒してきました。

都市という生活圏での暮らしには、土に触れる機会、スペース、時間の存在がほとんどありません。そんな中、「自然と繋がるツール」として大きく注目されているのがヒーリングクレイです。今回は、泥パックや入浴剤などのデイリーケアの一環としてのクレイセラピーから、ほんの少しだけステージをあげて、「肌に纏うクレイ」をご紹介していきます。

肌の未来を考えるヒーリングクレイ

ヒーリングクレイは、純度の高い粘土鉱物を天日干した後、パウダー状に粉砕したものです。ボディやデオドラント、そして今大人気のファンデーションとしても、そのまま使うことができます。そのほか、生まれたばかりの赤ちゃんの汗疹やオムツかぶれの予防など、素材を素肌で感じることのできる数少ないケアアイテムが大地の恵みであるクレイです。

素肌に纏うクレイは、カオリナイトを主成分にしたホワイトクレイをベースにアレンジしていきます。それぞれの肌の色や肌質、目的にあわせてタイプの違うクレイをほんの少量ずつ組み合わせます。ふわふわとした優しい手触りのヒーリングクレイを、乳鉢のなかでゆっくりと混ぜ合わせていく作業は、子どものころの砂あそびにも似て不思議な懐かしさがあります。

キッチンがアトリエに、そしてファクトリーになって、素朴なのに新しい、馴染み深いのに、まだどこにもない感覚の「肌に纏うわたしだけのオリジナルクレイ」ができあがります。「メイクは必ずオフするもの」という常識は、人の肌にとって害となる「石油系ケミカル素材」が使われているためで、もしそれが肌にとって良い素材であればオフする概念は必要のないものです。

「ヒーリングクレイが誰の肌にも優しくて良い」という理由には、クレイのメカニズムと作用特性にあります。クレイの分子の表面はマイナスに帯電しています。いってみればマイナスイオン化した表面積を大きく持った構造です。マイナスに帯電したクレイの分子表面は、プラスに帯電した老廃物や重金属などの毒素を引きつけて吸着し、クレイと共に体外へ排出します。このとき、ミネラルを豊富に持ったクレイであれば、「ミネラル補給」というかたちで肌や体内バランスを調えてくれます。クレイセラピーは健やかな素肌を育て、ほんものの美しさを引き出す未来型のスキンケアだといえます。

もっとオーガニックに、もっとナチュラルに

南半球にある南米・ブラジルからやってきた自然界の美しい天然色を “クレイ”で楽しむ「カラーリングクレイ」は、ゴールド、パープル、ロ ーズ、ブロンズ、キャロットオレンジの全5色。日本人の肌色にすっと馴染むアースカラーで、ファンデーションはもちろん、チーク、アイカラー、リップ、石けん作りなどにも使えます。目元、口元、頬の挿し色に、100%オーガニ ックな素材で今までのハンドメイドにはない上品で艶やかな美しさをよりナチュラルに表現できます。

今までのヒーリングクレイとの大きな違いは粘土鉱物のバランスです。たとえばリップやチークに使いたい「ローズクレイ」は、カオリナイトと酸化鉄が主成分です。もちろん、セラピーにも使えますが、吸着力は従来のヒーリングクレイよりもかなりマイルドになるので、発色を楽しむ目的の方が適しています。

クレイのみでの色ものアレンジもこれで自由自在です。ホワイトクレイ大さじ1をベースカラーに、色のあるクレイを小さじ1/8 ~小さじ1を目安にブレンドしてみてください。ブレンドの微妙なバランスが、色の世界を無限大に広げてくれます。

コロナ禍の中で、創りこまれた美や人工的な美からはちょっと距離を置く感覚が主流になりつつある今、オーガニックなもの、ナチュラルなもの、手の温もりが感じられるものに今、人々の関心が集ってきています。ナチュラルな暮らし、風通しのいい暮らしは、身の回りにある素材を活用して、自分の手を使うことから生まれてきます。

歯磨き粉からシャンプー、入浴剤、スキンケアグッズやファンデーションまでヒーリングクレイ+αでハンドメイドな生活を取り入れることで、きっと新しく心地いい風が暮らしに吹くはずです。その日の肌の状態や体調、心や気持ちの高まりに耳を済ませて、作りたいものをカタチにしていく生活、そして毎日の日常の積み重ねがわたしたちの未来の肌を作ります。

好きなもの、心地いいもの、ワクワクできるものにフォーカスして、誰かが作ったルールから解放されて自由になってみたときに、自分らしさが見えてきて、さらにそこに知識だったり、スキルだったりがプラスされるともっともっと人生は面白く愉快になります。

日常的なスイッチを少し切り替えて、そこに手仕事を加えてみると毎日の暮らしに存在する何気ない「日々の魅力」に気付くことができます。たとえば、今日の気分を大切にする「ずぼらさ」は生活のエッセンスになります。

素肌ケアをするファンデーションは、時には切り傷用の軟膏になったり、吹き出物やニキビ、虫刺され用のレスキュージェルになったりするでしょう。ママのルースファンデは、そのまま赤ちゃんの汗疹や、オムツかぶれのパウダーになったりします。そんな自然な流れのある暮らしが楽しくて新しい生き方になっていくはずです。「○○用」のプロダクトは便利そうに見えるけど、そろそろ「○○専用」から卒業してみるというのもおすすめです。ママ用、ベビー用、パパ用、ボディ用、ハンド用、目元用、口元用、デコルテ用…もしかしたらこれ全てママが作ったファンデーションでオールマイティにいけてしまうかもしれませんね。



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