ティッシュに限らず、メモやレシートなどを洗濯物と一緒に回してしまった、という経験のある方は少なくないと思います。ですが、メモやレシートは丸まっているだけなのに、ティッシュはこびりついて取れなくなってしまいます。
ティッシュがこびりついてしまう理由には、ティッシュの性質が関係しているんです。ティッシュは直接肌に触れるものなので、薄く柔らかい素材で作られています。そのため、静電気が発生しやすくなっており、乾いてもなかなか取れないのです。さらに洗濯の衝撃でバラバラになってしまうので、広範囲でこびりついてしまいます。
ティッシュがまとわりついてしまった場合、3つのステップで簡単に取ることができます。
まずはティッシュがこびりついた洗濯物を乾燥機で乾燥させます。濡れている状態よりも乾いた方がティッシュが取れやすくなるのです。また、自然乾燥よりも乾燥機にかけた方が、遠心力でティッシュを吹き飛ばすことができます。
乾いた洗濯物を、柔軟剤やお酢を入れて再度洗います。柔軟剤やお酢は静電気を防ぐ効果があるので、こびりついたティッシュを落とすのに効果的です。 お酢の量はカップ1杯(200cc)くらいで大丈夫です。多く感じるかもしれませんが、匂いがつくことはほとんどありません。 また、汚れた衣服を洗うわけではないので、「すすぎ1回・脱水1回」の洗濯で大丈夫です。
こびりついたティッシュを取り除くのに効果的なのが野菜ネットです。もし野菜ネットが手元にない場合は、キッチンの三角コーナーや排水口に被せて使用する水切りネットなどでも代用できます。
ネットを手にはめて、乾かす前の衣服に当て手前から奥に優しく滑らせましょう。 そうすると、ネットの網目にティッシュが絡まり取れていきます。 また、剥がれたティッシュが床に落ちないように新聞紙などを下に引いておくといいかもしれません。
ネットを使用して取り除いてもまだティッシュが残ってしまった場合、粘着ローラーや掃除機を使ってみてください。 ただし、粘着ローラーや掃除機を使用する際は洗濯物を完全に乾燥させてからにしましょう。
ティッシュが付着している部分に優しく粘着ローラーを当ててください。この際あまり力を入れすぎてしまうと衣服が痛んでしまう可能性があるので優しく丁寧に当てましょう。
掃除機も同様に、ティッシュが残ってしまっている部分に当てて吸い取ってください。 衣服を吸い取ってしまうことがないように先端部分を外して弱めの風で吸い取りましょう。
付着したティッシュを洗った洗濯機は、ティッシュが中に残ってしまわないように洗っておく必要があります。大げさに洗う必要はなく、手順はとても簡単です。
まずは目で見える範囲で、底や洗濯槽に付着したティッシュを取り除きましょう。 そのあと洗濯機にいっぱいに水を入れ、すすぎと排水をしてください。 これだけで、洗濯槽に付着したティッシュをほとんど取り除くことができます。
ティッシュが詰まっている可能性があるので、洗濯槽だけではなくフィルターもしっかり掃除しましょう。
①フィルターの上部をつまんで取り外す
②フィルターを開けて中に詰まっているティッシュや糸くずを取り除く
細かくて取りにくい場合は水で洗うと取れやすいです。壊れないように優しく洗いましょう。
③フィルターを戻す
フィルターを戻す際は、洗濯槽に確実にはまっているかを確認しましょう。
洗濯機と乾燥機がセットのドラム式洗濯機の場合、一般的に上部についているのが「乾燥機能を使用した際にゴミが溜まる乾燥フィルター」、下部についているのが洗濯機と同様「洗濯の際の糸くずなどを溜める毛ゴミフィルター」になります。
乾燥フィルターと毛ゴミフィルターも、縦型洗濯機のフィルター掃除と同じ手順になります。ティッシュが残らないようにそれぞれしっかりと掃除しておきましょう。
洗濯機を掃除しているうちに他の汚れも気になり、洗濯機全体をクリーニングしたいという方は、プロに頼んでみるのもいいかもしれません。プロに頼めば、洗濯機を洗濯槽や排水ホースなどの細かいパーツに分解し、それぞれのパーツの汚れを高圧洗浄機などで徹底洗浄してくれます。自分では取りきれない洗濯槽の裏側や排水ホースの内側に蓄積した汚れや黒カビがきれいに落ちますよ!
料金相場:1台13,000円〜17,000円
※サービスにより対応可能な洗濯機のタイプが異なります。お使いの洗濯機のタイプ(縦型・ドラム式)や、感想機能の有無を確認し、予約前に対応の可不可を確認してください。
所要時間目安:3時間
※洗濯機のタイプによって異なります。
まとわりついたティッシュを取り除いた後は洗濯機の掃除もお忘れなく!
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