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【ワインのおはなし05】8000年の歴史をもつワイン発祥の地ジョージアワインを紐解く

【ワインのおはなし05】8000年の歴史をもつワイン発祥の地ジョージアワインを紐解く
投稿日: 2020年11月7日 更新日: 2020年12月1日
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ドリンク&フードクリエイター/ #野菜多めのおつまみおかず 料理レシピ...
今日は、世界最古のワインのおはなし

8000年の歴史を持つ、世界最古のワイン発祥地がジョージアです。

古来シルクロードの要所として栄えた東欧の南コーカサス地方に位置する国で
1991年にソビエト連邦から独立し、日本では2015年にロシア語読みのグルジアから
英語読みのジョージアに変更になりました。

世界無形文化遺産・伝統的で独特な醸造法

世界無形文化遺産・伝統的で独特な醸造法

クヴェヴリという粘土でできた素焼きの卵型の壺で、(↑ラベルのイラストのような)
一般にマラニと呼ばれるセラー内の地中に埋められて醸造されます。

その受け継がれし偉大な歴史は、2013年にUNESCOに認定。

また、ジョージアの土着品種の遺伝子が、世界中の全ての品種に関連性があると判明しているそうです。

ジョージア固有の土着品種は525もの数があるそうで
広く栽培されているのが、ルカツィテリ・ムツヴァネ・サペラヴィといった品種。

アンバーワイン=白ワイン=オレンジワイン

アンバーワイン=白ワイン=オレンジワイン

クヴェヴリでは、白ワインと赤ワインの両方が造られています。
白ワインは、いわゆる一般的な私たちの知るものとは異なり、
ジョージアではオレンジ色に輝くアンバーワインとのことを示します。

アンバーワインとは
白ブドウを赤ワインの醸造過程と同じ様に
クヴェヴリにてスキンコンタクトを施す事によって
皮・種・梗からタンニンが引き出され鮮やかなオレンジ色(琥珀色)になります。

各国にオレンジワインがありますが=ジョージアではアンバーワインと呼ばれています。

自然派のワイナリーから造られたワインをいくつかご紹介します。

ここでは、完全無農薬で育てた葡萄を一つ一つ丁寧に手摘みをし、 クヴェヴリワインにこだわる自然派のワイナリーから造られたワインを飲んだら随時更新していきます。

Nanua Winery

Nanua Winery

クラフナ(アンバー)クヴェヴリワイン2017
Nanua Krakhuna Orange (Amber) Qvevri wine 2017

年間生産220本
添加物なし無ろ過

ブドウ品種クラフナは、主にイメレティ地方で栽培されている白ブドウ
グルジア最古のブドウ品種の1つで、地元の古い方法に従って化学処理なしで栽培

クラフナの皮は薄く、腐敗やカビの影響を受けやすくなっている為、
クラフナは中程度の収量を生み出し、葡萄は必ず手作業で収穫されなければならず
収穫量が限られることから、ツォリコウリやツィツカとよくブレンドされ
繊細なアンバーワインに仕上がります。

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私の感想
深みのある琥珀色
ハーブや洋梨のような香り🌿

丸みのある口あたりに滑らかなタンニン
カラメルやオレンジピールのニュアンス
しっかりとした骨格に酸
※あくまでも個人の感想です。

Wine Artisan's

Wine Artisan's

Chinuri&Mtsvane 2017 / アンバー・ドライ(ミディアムボディ)

こちらのワイナリーのクヴェヴリワインは全ての品種において一定の熟成期間を1年設けており、市場に出回るのは収穫から約2年後。
年間生産1300本
無添加・無濾過

ブドウ品種チヌリは、カルトゥリ原産の最も重要な白葡萄品種の一つ
ジョージア語で「優れている」を意味しています。
ドライフルーツのフレーバーやハーブの複雑さがより凝縮され
程良いタンニンと琥珀色になるのが特徴。

カルトゥリ地方を起源とする白葡萄品種、ゴルリムツヴァネは繊細な芳香が期待でき、通常はライムや蜂蜜、野生のハーブ、白い花のアロマを持つ。

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私の感想
心地良い軽やかなタンニンとほどよいは酸
ハーブやスパイス、ドライフィグやプルーン、白桃、そして、アプリコットを連想しました。

喉元ををするするりと雫のように落ちる感じで
じつになんとも瑞々しくもあり、あとをひく。
※あくまでも個人の感想です。

Wine Artisan's 【かつて王族に愛飲されていたワイン】

Wine Artisan's 【かつて王族に愛飲されていたワイン】

Shavkapito 2018/ Red Dry

年間生産は希少価値のある200本!!

赤・ドライ(ライトボディ)
自然農法 無添加・無濾過

絶滅されたと疑われていたが近年再発見された赤ブドウ品種Shavkapitoは
このワイナリーのあるカルトゥリ地方にしか栽培されておらず
慎重に栽培されている非常に珍しい品種です。

ブドウ本来の野性味を感じながら
ブラックベリーやチェリーの様なアロマ

グラスをかざすと
きらきらとルビー色の輝きを放ちます。

ライトボディながら飲みごたえもありつつ
飲み疲れもしないし料理と楽しむ時間に飲みやすい
するすると飲み干してしまう
※あくまでも個人の感想です。

ルカツィテリ100%アンバー・ドライ

ルカツィテリ100%アンバー・ドライ

こちらのアンバーワインに使用されているぶどうは
世界で最も古い品種の1つと記録されているジョージアの土着白葡萄ルカツィテリ🥂

ルカツィテリは強い酸味としっかりとしたボディを持ち
その多様性から殆どのカヘティアンにとっての
白ワインの主要な葡萄となっているそうです。

爽やかなりんごや柑橘系のフルーツを
連想させられるニュアンスに酸味
心地よい程度にタンニンがあり
はちみつやスパイスのような風味もあって
飲み疲れもしないし、食事系にもデザート系にもあいそう!
※あくまでも個人の感想です😊🍷

Nanua Winery Otskhanuri Sapere 2018

Nanua Winery Otskhanuri Sapere 2018

オツハヌリサペレとは「オツカナのカラフル」を意味し、
オツカナとはジョージア西部の村の事

そして、
イメレティ地方でのみ栽培されるジョージアで最も古い葡萄品種の1つです

ルビー色が強く、青みがかった独特の風味が特徴。

しっかりとしたタンニンがあり酸味も強く
若い時期はチェリーやプラム、森林の土やハーブの様なアロマを示す。

ワインは10〜15年の熟成後にピークに達するが
オツハヌリサペレは更に20〜30年の長期熟成が可能。
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口に含むとかっつりと舌にきて
奥深い赤い果実やハーブや大地のアロマが心地よくって
喉元に到達する頃にはこっくりとした飲み心地が広がりました。

青みが買ったルビー色はなんとも神秘的で
とっておきの週末時間にゆっくりとあけたいワインです。

秘密基地で大好きなひとたち限定とか
夫婦ふたりでとかしっぽりと、ゆっくりと、静かに語らいながら

ねこを話し相手にソファーでひとりゆっくりと読書しながらもいいかな。
しっとりとした時間が本当に良く似合うワインです♪

※あくまでも個人の感想です。
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合わせる料理は
トマトを使って煮込んだ豆とドライフルーツや
洋梨のコンポート、燻製無花果
湯豆腐に、燻製醤油 の組合せも似合うと思います



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