率直に、第一印象が早く飲みたい!、第二印象が早く創ってみたい!、そして第三印象が色の違いがはっきりとしていて驚きました。
画面上ですが、あいかわらずお元気そうな編集部の方々と暮らしニスタさん達にお会いできて、懐かしく嬉しくなりました。
自己紹介では、皆同様に久しぶりの再会が嬉しく、またワイン創りワークショップを心待ちにしていたことが伝わってきました。
いよいよワークショップです。
まずは、キッコーマンの禰冝田(ネギタ)さんからレクチャーを受けました。
アッサンブラージュとは、様々なキュヴェ(ワイン原酒)をブレンドすることでワインの個性を創りあげる工程だそうです。
それぞれのキュヴェのパーツをパズルのように組み立てていく(アッサンブラージュ)というイメージで、思い通りに創り上げるためにそれぞれのキュヴェの特徴をしっかり
知っておくことが大切です。
また、ワインを創る上で大切なのが『テーマを決めること』だそうです。
実際に創られた方のテーマは、サイトから見ることもできます。
ここで漠然と、テーマは『旅行』にしようと思いました。
次は、待ちにまったテイスティング体験です。
まずは、各キュヴェそれぞれの確認をしました。
事前に一緒に送っていただいたTasting Sheet(テイスティングシート)を用いて、外観・香り・味を記載していきます。
その中から、パーツとなるキーワードを決めていきます。
①日本産 マスカット・ベーリーA
外観:ピンク、薄い
香り:フルーティー・華やか
味:さわやかな酸味・さっぱり・軽やか
→パーツ:軽やか・華やか
日本産のワインはあまり買いませんが、時々ボジョレーヌーボーが出たら買う時に味わうワインに似ています。
ワインが有名な外国産と比べて、軽くさっぱりとしている印象です。
②フランス産 カベルネ・ソーヴィニヨン
外観:赤オレンジ
香り:しっとり(湿った土・腐葉土・森の中・杉)・落ち着いている
味:しっかり・ミドル・口当たりがやわらか・少し酸味・バランスよい
→パーツ:やわらか・バランスがよい
我が家は、夫婦そろってフランス産のカベルネ・ソーヴィニヨンが好きで、とても飲みなれた味に感じました。
③が樽熟成なのに対し、こちらはステンレスでの熟成だそうです。
③フランス産 カベルネ・ソーヴィニヨン 樽熟成
外観:赤オレンジ
香り:木の香り(木樽・檜風呂・升酒)
味:複雑・口に残る余韻が長い→リッチ
→パーツ:リッチ
深みのある高級なカベルネ・ソーヴィニヨンという印象を受け、1番おいしく感じました。
香りの第一印象が檜風呂で、香りだけでも寛げるくらい心地良いです。
④チリ産 メルロー
外観:濃いルビー色
香り:フルーツ感
味:フルーティー・果実感・エネルギッシュ・フレッシュ感
→パーツ:果実感
カベルネ・ソーヴィニヨンが好きな私たちですが、たまに気分転換をしたくなるとメルローを選んでいました。
フレッシュなイメージはありましたが、こんなにフルーティーだったとは今回知りました。
⑤チリ産 プティ・ヴェルド
外観:濃い
香り:インクの香り
味:濃い・渋み・凝縮感・スパイシー・厚み
→パーツ:濃い
濃厚で、お肉に合いそうだし、お酒好きが好む味の印象でした。
こちらのワインを合わせると、ワインにメリハリや骨格をもたらし、ボリューム感がでるそうです。
実際にアッサンブラージュを体験しました。
スポイトを使ってブレンドしていきました。
すでに酔っていたのか^^; スポイトの使い方のコツを聞き逃していて、なかなか分量がとれず苦戦していましたが、再度教えていただいたらすんなりできるようになりました。
1種類の単体でいただくより、複数合わせた方がそれぞれの特徴が融合されて、美味しさが増す気がしました。
いよいよ自分のワイン創りです。
テーマを旅行にしたのですが、もともと海外旅行が大好きで、これまで30か国近く旅してきました。
しかし、子どもが生まれてからは幼い子ども達を連れていくのはたいへんそうでしばらく行けずにいましたが、4人の子ども達も成長し、やっと去年家族で海外旅行ができました。
それ以来、毎年海外旅行ができたらいいね、と楽しみにしていた矢先にコロナ禍の今の状況になってしまったので、せめて気持ちだけでも旅行気分を味わいたいと思い、『地中海のオープンテラスでたそがれながら飲むワイン』をテーマにしました。
まず一番気に入った『③フランス産 カベルネ・ソーヴィニヨン 樽熟成』をメインに使い、合わせることで美味しさが増した『②フランス産 カベルネ・ソーヴィニヨン』を足すことに
しました。
そして、地中海だとオレンジの香りが漂ってそうなので、フレッシュでフルーティーな『④チリ産 メルロー』も入れることに。
あとは『①日本産 マスカット・ベーリーA』と『⓹チリ産 プティ・ヴェルド』で迷い、まずマスカット・ベーリーAにしたら思い描いたイメージより軽くなりすぎたため、プティ・ヴェルドにすることにしました。
プティ・ヴェルドを全体の10%入れたらなんとなく主張しすぎている気がしたので、5%に減らしてみたらちょうどよかったので、3回試作して以下のように決めました。
テーマ:『地中海のオープンテラスでたそがれながら飲むワイン』
配合:②フランス産 カベルネ・ソーヴィニヨン(20%)、
③フランス産 カベルネ・ソーヴィニヨン 樽熟成(50%)、
④チリ産 メルロー(25%)
⓹チリ産 プティ・ヴェルド(5%)
こちらは後日ボトルにして送っていただけるとのことで、家族での夕食時に次に行きたい旅先などの話をしながらいただきたいと思っています。
試作している間にマリアージュのポイントについてご説明いただきました。
マリアージュとは、食べ物と飲み物の組み合わせで、味わいの濃さ・強さで合わせたり、同じ種類で繋げたりするそうです。
最後に3つのグループに分かれて、他の暮らしニスタさんが創った配合で実際に創ってみてテイスティングしました。
ご一緒させていただいた暮らしニスタさんとテーマは、以下の通りでした。
Asakoさん:1週間お疲れ様の金曜日に家族でペッパーたっぷりのステーキと飲むワイン
戎谷洋子(Yoko.E)さん:結婚記念日にお肉と一緒に飲むワイン
おくやままさみさん:OKUCAFEでのお料理と合うワイン
それぞれテーマにあった味わいで、どれもとても美味しかったです。
(グループでご一緒だった、暮らしニスタ編集部・村井さんの創ったワインも味わってみたかったです!)
私の創ったワインは、キッコーマンの禰冝田さんから『しなやかでなめらか』とコメントをいただき、柔らかいイメージで作りたかったのでその通りに作れたようで嬉しかったです(^^)
ワークショップ後の状態です。
たくさんのアッサンブラージュを体験できて、とても楽しかったです!
ちなみに以前はワイン好きで月1くらいで集まってワイン会をしていたり、ホームパーティーでワインを飲むことが多かったりしたので、ワイングラスがたくさんありますが、久しぶりに全て出しました。
そして、午後ちびちびと全て美味しくいただきました(^.^)
午後オンライン英会話を予約していて、最初の挨拶で”How are you?"と聞かれ、元気だけどちょっと酔ってると答えたら、理由を聞かれたので、ワークショップのことをお話しました。
ワインの渋みや濃さなどの英単語がとっさに出てきませんでしたが、色の違いなどを実際に見てもらいながらワークショップの楽しさをお伝えし、早速おさらいにもなって面白かったです。
フィリピン人の先生は、高校の科学の授業でぶどうをつぶしてワインを作ったことがあるそうで、ワインの話題を通して文化の違いも知ることができました。
ちょうどワークショップの日は主人がテレワークでした。
主人は2階の寝室で、私は1階のダイニングで行っていたのですが、楽しそうな様子が聞こえていたようで、ずっとアッサンブラージュをやってみたかったようです。
夕食時に、まずはそれぞれを味わい、外観も香りも味もこんなに違うんだと驚いていました。
そして、いろんなブレンドを楽しんでいました。
夕食のメインは、今流行りの30分チキン(鶏むね肉を30分全く動かさずにフライパンで焼く方法です)にしたので、カベルネ・ソーヴィニヨンとプティ・ヴェルドをブレンドさせたのが合うとのことでした。
でも副菜のひじき煮はもっとさっぱりした方がいいと、メルローを加えたり、マスカット・ベーリーAを加えたりしていました。
主人いわく、和食のおかずには、マスカット・ベーリーAが合うとのことでした。
楽しくなってだんだん酔っぱらってきたようで、瓶が同じに見えるからラベルの色を変えてもらうと見分けやすくてありがたいなと言っていました。
酔って見分けにくいのか、(ライフオーガナイザーの資格取得時に学んだ)左脳が優位だと文字から認識できるけど、右脳が優位だと色など視覚から認識できた方が分かりやすいのかなとも思いました。
ワークショップの時に、女子会でお友だちとワイワイ話しながら自分好みのワインを創るのも楽しそうという話が出ていましたが、夫婦で結婚記念日や子どもの誕生日、卒業式などに飲むワインを、話し合いながら一緒に創りあげていくのも、また家族の思い出となって面白そうだなと思いました。
ちなみに、私は午前中のワークショップから夕食まで、アッサンブラージュに使ったワインを全て美味しくいただき、更に夕食時にBBQに合うワインはどんな配合かな~などと新たなテーマを決めてワインをいただいていましたが、残らず、眠気や頭痛なども全く感じませんでした。
(いつもは昼から飲むと寝てしまうし、これだけの量飲んだら頭が痛くなります^^;)
キッコーマンさんのこちらのワイン自体がとてもよいものなんだろうなと感じました。
こちらのワインセット、開封後は冷蔵保存で1週間程もつそうなので、続きは明後日の息子の誕生祝いにいただこうと思います(^.^)
ワークショップで他の暮らしニスタさんもおっしゃってましたが、我が子もスポイトが気に入っていました。
(ちなみ中高生の子ども達は、「理科の授業で使ったことある!」と言ってました。)
なので、いろんな味のフルーツジュースを購入して、それぞれ自分好みのミックスジュース作りを近々させてあげようと思っています(^^)
キッコーマンさん、暮らしニスタ編集部の方々、とても楽しく有意義な機会をいただき、ありがとうございました。
オンラインオフ会は初めての経験でしたが、オンラインでやったこともあったね!と直接皆さんとお会いしながら、思い出話として話せる日がまた来ることを願っています。
今回のワークショップに参加させていただき、ワインについていろいろ知ることができ、大好きだったワインがますます好きになりました!
次回は(飲みニスタ)編集部の方々とも一緒に楽しく飲めたら嬉しいなと思います(^^)
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