まずは、今家事を負担に感じている、あなたのイライラとモヤモヤを振り返ってみましょう。沢山あって迷う場合は、今一番のイライラ!についてでOK。
①状況
客観的な事実の事。TVの解説者になったつもりで「いつ、誰が、何を、どんな風にしている事か」を書き出してみましょう。
②考え
それに対しての、あなたの考えを書いてみます。例えば、①の状況が”夫が子どもをお風呂に入れてくれない”なら、「休日位、一緒に入ってくれたっていいと思う。私は自分の時間なんてこれっぽちもないんだから」などです。
③感情
今のイライラの感情を振り返ってみましょう。心の中では、何を感じても自由です。誰も聞いていませんので、どんどん出しましょう。例でいくと「夫だけ楽ばっかり。腹が立つ!」「一人で家事も育児も、、悲しい・寂しい」などなどです。
感情は表に出すと楽になります。また”モヤモヤの塊”がこの作業によって、整理されていく事も多いです。難しく考えず、自分の言葉で構いませんよ。
④要求
ここまで振り返れたら、相手に「何を望むか」を考えてみましょう。例でいくと「週二回の休日の一日だけでいいので、子どもと一緒にお風呂に入って欲しい」などです。
家事シェアを家族に切り出す時、一番失敗しがちなのは、いきなり自分の考えと要求だけを、感情に任せて伝える事です。
「もー、私なんて自分の時間なんて、ぜーんぜん無いんやから、休日位子どもと一緒にお風呂入ってよね!(怒)」
でも、相手にも自分と同じように、考え・感情・要求がありますので、これではバトルになっちゃうかもしれません💦
ここまで振り返りが出来たら、ついでに「今、出来ている事」も振り返ってみます。
例えば「ゴミ出しはしてくれる」「ご飯のお皿は下げる」などなど・・・。シェア出来ていない事ばかりに注目すると、相手にどんどん腹が立ってきますが、出来ている事を振り返ると、感謝の気持ちも出てくるかも。
また、「どんな家庭にしたいか」を考えるのもおススメです。
理想は人それぞれですが、少なくともみなさん、家族でいがみ合っている姿は浮かんでこないと思いますし、何のための”家事シェア”なのか?を振り返る事も出来ます。
シェアを切り出す前に、さりげなくご主人に聞いてみるのもいいですね。
次は、相手に気持ちを伝える練習です。
テンプレートを用意してみたのでSTEP1で振り返った現状を伝える練習をしてみましょう。
参考資料:内閣府男女参画局 夫婦が本音で話せる魔法のシート 「○○家作戦会議」
http://www.gender.go.jp/public/sakusenkaigi/index.html
言うタイミングは、次のSTEP3(家事の全だし)の後でもいいと思います。
ここで一番大事なのは、自分の気持ちを整理し、素直に伝えようとトライする事自体です。実際には、うまく言えなくても大丈夫!!
また、相手にも考えや感情があります。伝えたとしても、たとえ相手が怒ったり、へそを曲げたり、意見を受け入れてくれなくても、相手の考えや、感情に責任を感じる必要はありません。
「あなたはそうなのね」と自分の中で言う練習も、しておきましょう。
我が家の場合はこのSTEP2が一番役に立ちました。お互い冷静に話してみると、夫も「そうか・・自分ではかなりやっているつもりだったのに、そんなに困っていたなんて・・」となり、
私も「夫は夫で、やろうと思ってくれていたんだ」と発見がありました。
ここまで出来たら、実際に何の家事をシェアするか、具体的に考えていきましょう(STEP2の前に、ここを用意していてもOK。もちろん、ご家族で一緒に作業しても)
可能であれば、一日を振り返り、どんな家事をしているか?を書きだし「家事の見える化」をしてみましょう。
こちらは”家事育児タスク表”などのワードで、ネット検索すると参考になるものが色々出てきます。
こちら↓私のおススメ
【夫婦で納得「家事・育児シェア」見える化シート】
福井市総務部未来づくり推進局女性活躍推進課
https://www.city.fukui.lg.jp/kurasi/jinken/danjyo/mieruka.html
シートを見ながら、家族でシェア分担を話し合い、
①いっその事、頻度をもっと減らす。止めるなどは出来ないか?
②家族だけでなく、第三者へお願いできる事はないか?なども、考えてみるのもいいですね。
今回のコロナ騒動をきっかけに、働き方や暮らし方を考え直したご家庭もあるかと思います。
家事に限らず、家族の誰か一人の肩に”何か”の負担がかかり過ぎないように、お互いを思いやりながら、シェア出来たらいいですね。我が家も試行錯誤しています。
色んな考えや事情があるかと思いますが、無理の無い範囲での、どなたかの参考になればうれしいです。
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