玉ねぎの旬は4~6月。旨味と甘みがたっぷりで、和食から洋食までさまざまな料理で活躍してくれます。
そんな玉ねぎには、硫化アリル(アリシン)という成分が豊富に含まれています。刻んだときに目が染みてしまう原因になる成分ですが、血液をサラサラにする働きがあり、高血圧、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞などの予防に効果が期待できます。
また、ケルセチンというポリフェノールの一種も含まれており、老化の原因といわれる活性酸素を取り除く抗酸化作用が期待できるため、透明感のあるお肌作りの手助けになるかもしれません。さらに、食物繊維やオリゴ糖も豊富で、腸内環境の改善にも効果が期待できます。
じつは、抗酸化作用が期待できるケルセチンは、玉ねぎの皮の部分に多く含まれています。普段食べる白い部分にもこの成分は含まれていますが、玉ねぎの皮には、なんと白い部分の約30倍もケルセチンが含まれているそうです。
ケルセチンを効率的に摂取する方法としては、布製のだしパックなどに入れて煮ものにポンッと入れるだけでもいいですし、「玉ねぎの皮茶」するのもおすすめです。
「玉ねぎの皮茶」の作り方
1. 玉ねぎの皮を3日~1週間ほど天日干しにする
2. よく洗い、変色している部分は捨てる
3. 玉ねぎ1~2個分の皮を1リットルの水で煮る
4. 5~10分ほど弱火で沸騰させる
天日干しした皮を洗ってミキサーにかけて、普通のお茶のように淹れてもOKです。
また、玉ねぎを買う際には、球体に近いものがおすすめです。首の部分(先)がきゅっと引き締まっており、皮に傷のないものを選びましょう。芽が出ていると、栄養がそこに取られてしまうため、味が落ちてしまう傾向があります。また、玉ねぎのお尻、根の直径が小さいものほど、食べられる部分が多くなるのでお得ですよ。
美と健康を助けてくれる成分がギュッと詰まった玉ねぎ。さまざまな料理に使うことができますし、4月から5月に出回る新玉ねぎは、柔らかく甘いので、サラダにもピッタリ。皮までしっかり利用すれば、ダイエット・美容・健康において頼りになる存在になってくれるはずです!
【美容ライター】 富永ゆう
キレイになれる情報を求めて日々情報収集を行い、そのネタを美容コラムとして発信中。併せて、30代になってから結婚した経験をもとに、恋愛に関する体験談も執筆している。
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