暖かいお天気の日は洗濯や布団を外に干して暖かく爽やかにさせたいですが、花粉症の人には花粉の付着がとても心配ですね。でも洗濯はちっとも片付かないし、布団も干してさっぱりさせたい。そこで、花粉が気になるけれど外干し派、この時期だけは部屋干し派のために花粉時期のお手入れ方法をご紹介します。
花粉は気になるけれども外干しにしてしまうのは、カラっと短時間で乾き「洗濯」という家事が早く片付くという理由もあります。ですが、外に干しした洗濯物はよく花粉を払っても8割程度は残っているので、外干しは花粉の付着を少なくさせるのがポイントです。おすすめの4つの方法をご紹介します。
花粉の飛散は気温が上がり切る昼頃と日没頃がピークです。この時間帯を避ければ大量の花粉の付着を防ぐことができます。ただし、天候により日々変化するのでリアルタイムな飛散量を確認できるサイトでチェックするのが確実です。
花粉は濡れた衣類につきやすいので花粉の飛散が増える昼頃までに乾いているのがベストです。飛散が少ない早朝に干し始め、日没までには家に取り込むのがおすすめの時間帯です。朝に干すのが難しい場合は、夜に洗濯をして室内に干し、朝になったら外に出すのが始めやすい方法です。
衣類の摩擦で発生する静電気で花粉は付きやすくなるので、静電気を抑えられる柔軟剤はおすすめです。香りが苦手な方には無香タイプもありますがクエン酸の代用も可能です。使い方は約6kgの洗濯量でクエン酸小さじ1を水50ccで溶かし柔軟剤投入口に入れます。
「強風の日」、「雨の日」、「雨上がりの日」は外干しを避けたい日です。降り始めは空気中の花粉が雨とともに落下し、雨上がりは雨で地上に落ちた花粉が乾き翌日に飛散する花粉と合わさり飛散量が倍になるからです。
花粉を防ぐには部屋干しが最適ですが、干す場所の確保や、部屋干しの臭いがとくに気になりますね。それには1枚でも多く早く乾かせるのがポイントです。おすすめの4つの方法をご紹介します。
あれば活用したいのが乾燥機、浴室乾燥です。電気代が気になりますが厚手のタオルや衣類は乾燥時間が長引くので。薄手のタオルや下着、Tシャツなどを中心にすると短時間で終えられます。乾燥機、浴室乾燥ともにフィルターが汚れやすくなるのでこまめな掃除をお忘れなく。
部屋干し臭の元となる雑菌の繁殖が増える前に乾かしてしまうのがベストなので、扇風機や除湿機を使い少しでも早く乾かしましょう。
洗濯洗剤とともに酸素系漂白剤を使うと、その除菌効果で生乾きの匂いを防ぐことができます。洗濯の温度設定ができる場合は40~50度の湯温でより除菌効果が高まります。酸素系漂白剤の使用量はパッケージに記載されていますが、目安として水30リットルで10g、60リットルで20gです。
夜間の部屋干しは外干しより早く乾く日もあります。春でも空気は乾燥しているので、寝室に干せば加湿効果もあります。
寝汗などで湿気た布団は外に干してカラっとさせたいですが、洗濯物よりも大きい布団は花粉が積もりやすいので要注意です。おすすめの3つのお手入れ方法をご紹介します。
直射日光が当たる窓際に干すだけでも効果があります。裏面に返すのもお忘れなく。
外干ししたようにふんわり暖かくできるので花粉症の人には特に用意しておきたいアイテムです。機械によりダニ対策や脱臭機能もあります。
外干しをしたい場合、花粉の飛散量が少ない朝のうちに干し始め、飛散量が増える昼までによくはたいて取り込みます。仕上げにコロコロクリーナーや布団用掃除機で花粉を吸い取ります。花粉やホコリを通さない工夫がされている「布団干し袋」もおすすめです。
ご紹介したおすすめ方法はいかがでしたか。花粉の飛散時期に合わせた洗濯干しにすることと、夜間に洗濯をする切り替えが最初は難しいと思いますが、タオルだけ、下着だけと少量ずつ始めて習慣にしていくのがポイントです。花粉症の方には長い約3か月ではありますが、期間限定ですのでこの時期を快適に乗り切る対策としてぜひお試しください。
ライター名:タスカジさん 初穂さん
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