水に電気を流すとアルカリ性と酸性の水溶液に分かれますが、電気分解でアルカリ性にした水がアルカリ電解水です。手軽に掃除に使えて、汚れ落ちも抜群!すぐにでも取り入れてほしい超おすすめ便利アイテムなのに使っていないのはもったいない!次に、その性質や特長、使い方をご紹介します。
液体の酸性、アルカリ性の度合いは、0~14までのpH(ピーエイチ)という数値で表しますが、弱アルカリ性の重曹やセスキ炭酸ソーダ(以下、セスキ)が8~9phに対し、アルカリ電解水は「12~13pH」とアルカリ度が高い強アルカリ性の液体です。
重曹やセスキと同じナチュラル洗剤ではありますが、強アルカリ性ならではの押さえておきたい4つの特長をご紹介します。
アルカリ電解水は、除菌に使える12~13pHの強いアルカリ性であることが重曹やセスキと違うイチ押しの特長です。臭いの元となる雑菌も取り除くので消臭効果もあります。
キッチンの油汚れや、手垢、皮脂汚れ、食べこぼし、血液、湯垢などの酸性汚れを落とすのに効果があります。
通常の洗剤は汚れを落とすために界面活性剤が入っていますが、アルカリ電解水は界面活性剤が入っていないので環境にやさしく汚水も汚しません。
重曹やセスキは粉を水で溶かしてスプレーにして使いますが、拭いた跡が白く残ることがあります。その点、アルカリ電解水は水なのでそのまま乾燥しても跡が残りません。
アルカリ電解水は購入した時からスプレーボトルに入っていて水拭き感覚で使える手軽さがポイントです。お水とはいえ、電化製品を拭く場合や液だれしたくない箇所には直接吹きかけずクロスに含ませてから使います。
前項でご紹介した特長や使い方を踏まえたおすすめの掃除箇所をご紹介します。
1.キッチン
コンロ周りやIHプレート、五徳にはねた油汚れにスプレーし拭き取るだけで簡単に汚れが落とせます。ガンコな汚れには数分漬け置きすると落としやすくなります。除菌と消臭もできるので冷蔵庫内、電子レンジ内に最適です。冷蔵庫周り、収納周りの手垢汚れにも拭き掃除でキレイになります。
2.ダイニング
食べこぼし汚れが気になるテーブルや椅子周り、床の掃除に使うと簡単にさっぱりとキレイに拭き上げられます。
3.照明スイッチ周り
手垢がつきやすい照明スイッチ周りは、隙間に液が入り込まないようにクロスに吹きかけてから使います。
4.おもちゃ
手垢やよだれで汚れやすいおもちゃにおすすめです。水なので拭いたおもちゃを赤ちゃんやペットが口にしてしまっても心配はありません。除菌をしたい場合は直接吹きかけて数分置いてから乾拭きします。
5.窓
指紋の跡や手垢が目立つ窓掃除にも使えます。コーティング加工のあるガラスには剥がしてしまう可能性があるので要注意です。
6.下駄箱
消臭効果を期待したい下駄箱にも最適です。拭いた後は十分に乾かしてから靴などを収納します。下駄箱の開閉時につきやすい手垢汚れも落とせます。
水拭きができないものには向きません。皮革品のソファーや車のシートにはシミになってしまう恐れがあります。また、テレビやパソコンの液晶画面、メガネや鏡などのクリアコーティングされているものはそのコーティングを剥がしてしまう恐れがあります。その他、漆器、シルク、ニスやワックス塗りの家具、アルミ、宝石類などには使えませんので注意してください。
強いアルカリ性なので、手に付着すると皮脂までとってしまい肌荒れの原因となります。使用時はなるべくビニール手袋を着用してください。また水とはいえ洗浄液なので、目に入ってしまったらすぐ洗い流してください。
汚れも落とせて除菌もできる優秀アイテム「アルカリ電解水」をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。簡単なひと拭きで力を入れなくても汚れが落ちることに夢中になり、家中の汚れ箇所を探し回ってしまうほど筆者はその魅力にハマってしまいました。より簡単に汚れを落とすにはマイクロファイバークロスがおすすめです。ぜひお試しください。
ライター名:タスカジさん 初穂さん
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