こちらは、我が家のキッチンの調味料の引き出しです。
中には、砂糖や塩はもちろん、スパイスやハーブが収められ、料理の度に使っています。
ガス台に近いキッチンの引き出しが数段あるデザインは珍しくないですが、この一番上の引き出しには、菜箸やはさみなどキッチンツールを入れている方も多くあるかと思います。
ですが、この場所に100均グッズを活用しながら、日頃使う調味料類ひとまとめにするだけで、見違えるように料理のしやすいキッチンになります。
(キッチンツール類はその一段下の引き出しにまとめても十分使いやすいので、一度お試しください。)
キッチンにはガス台の真下は時に熱の影響を受けることもありますし、流し台の真下は湿気が強い場合もあります。
どちらも調味料保存には不向きです。ガス代と流しの間の調理台下に引き出しが数段あるようでしたら、その一番上の引き出しが調味料用の引き出しをひとまとめにするには適しています。
収納する調味料は全て「常温保存」や「冷暗所保存」に限ります。紫外線などで傷むものも、引き出しならば遮光されて安心です。
砂糖、塩、胡椒、ドライハーブ、ハチミツ等は適しているといえます。
またハーブやスパイス類などは、ガラスボトルに入れたものキッチンの窓辺に並べて配置したりすることは、見た目には素敵なのですが、窓辺から入り込む日光を長期的に浴びると酸化が進み、風味を損ねます。
ガラスボトルにいれたものを、引き出し収納に切り替えるだけで、紫外線から守られて、ガラスの中身がわかりやすいという利点も活かされますのでおすすめです。
炒め物や煮物をしている際にも、ガス台の正面に立つので、この引き出しの左立つことになり、右手で引き出しを開けて使います。
引き出しを開けてすぐに塩を入れたり、スパイスを加えたり。時には、調理中に引き出し開けてから「この料理にはどのハーブが合うかな~?」と決めることもあります。
大切なのは、料理の時に、選択肢が「見える化」されているので選びやすいということです。
また「すぐに取り出しやすい」ということは「戻しやすい」ということでもあるので、片付けやすいキッチンにも繋がりますね。
(小学生の子供も、たまに料理の際にこの引き出しを使いますが、散らからずに使えています。)
先ほどの引き出しの中で「100均グッズだけ」を残してみるとこのようになります。
半分以上が100均グッズを使っていることが分かりますね。
仕切りに使っている木製のトレー、小さなビーカー、スパイスやハーブを入れたコルクの蓋のボトルや、透明な砂糖をいれた蓋つきのさとう壺など。たくさんのアイテムが100均グッズです。
ただ100均グッズだけでスペースを作ると「統一感」は出ますが、見た目が味気ないこともあるので、敢えて「100均グッズではない」陶器の容器や長年愛用している計量スプーンなど小物と合わせると、100均グッズの統一感とバランスが取りやすくなります。(この引き出しでは、蓋が割れてしまったお気に入り瀬戸物の醤油差しも、軽量スプーン入れとして活躍させています。)
100均グッズで、チープ感な印象や、ごちゃごちゃした印象に繋がらないようにするのには、「絵柄入り」や「色付き」は避けて、シンプルなデザインを「2個以上」並べて使い、リズムを出すことスッキリした印象になります。
いくつかサイズ違いのガラスのミニビーカー。
お猪口くらいの一番小さなものは、引き出しの中に空のまま重ねて数個入れておき、片栗粉を水で溶くのに使用したり、少量の調味料を合わせたりして使えます。
縦長のものには「味見用の小さじ」や「スパイス用の木の匙」を入れて立てて容器として使います。
ガラスなので中が見えるので取り出しやすく、見た目にもかわいいので、複数揃えておくのがおすすめです。
(ただ、正式な化学実験用などではないので目盛りは必ずしも正確とは限りません。)
また100均で、キッチンコーナーの小物としてではなく、ガーデニングコーナーで見かけたりすることもあります。
私は普段ハーブは大入り袋で購入するので、少量ずつこのボトルに入れて使用しています。
まとめて数本使用すると統一感や、見た目のスッキリした感じもでるのが魅力ですが、実はとても実用的。
蓋をはずしてサラサラとハーブを出して使いますが(コルクの蓋にハーブ名も明記していますが)やはり中身が見えるので、間違えにくい。
中身の減り具合だけでなく、劣化による変色などのチェックも日々使いながらすることができて一石二鳥です。
湿度が高くなりがちなキッチンの場合や、梅雨の時期などには、ハーブのカビ対策のために乾燥剤を入れて保管するがおすすです。
これはガーデニングコーナーでみつけた木製トレーですが、キッチン道具として愛用しています。
引き出しの中の仕切りは、市販のものには金属製のものや、プレスチック製なども市販されていますが、実用的ではあるものの少し味気なく、見た目は木製の方が上質になります。
トレーの中に入れるのが、ガラス製の小瓶などの場合には特に、素材的に相性が良いのでおためしください。
いくつか、サイズ違いで複数揃えておくと、引き出しの中でも自由なスペース取りができて大変便利です。
料理にかかせない大事な「味見」の作業。
その度に、近くの食器棚に小皿を取りに行ったりすると、動線が乱れ、ひと手間になりますが、この引き出しに味見用の小さなスプーンを入れておくと、とてもスムーズです。
100均のミニビーカーに小さなスプーンを数本いれていますが、この「味見セット」がガス台脇の引き出しからサッと出でくるのは、日々料理をする時に、自分がまずラクになります。
家族や友人が「何を作っているの~?」とキッチンに来た際にも、さっと料理を差し出すと、大抵とても嬉しそうに味見をしてもらえますし、感想をもらうと、料理をするモチベーションもさらにあがります。
我が家のキッチンでは、友人などとお料理をする際にも「味見セット」+「軽量スプーン」がこの引き出しの調味料の脇にスタンバイされていることは驚かれて「便利!」「真似しよう!」と褒めてもらえます。
ささやかなことではありますが、最後の決め手の塩やスパイスが適量いれられるかどうかも「味見」次第になりますから、そのための動作がしやすい「仕掛け」をあらかじめ作っておくことはおすすめです。
100均でも使えそうなアイテムをみつけながら、気付けば10年以上かけて、この引き出しもここまで出来ています。
そこで気付いたのは、キッチンの中で「お気に入りの場所」ができることは、料理やキッチンにいる時間を楽しくしてくれるということ。
年末の整理収納の見直しの際にも、キッチンに調味料がたくさんあってごちゃごちゃして嫌という方にはぜひお試しいただきたいです。
「調味料類は少ないから…」という方は、小さな木製トレーに「味見セット」と調味料を一緒にまとめて引き出しに収めて使ってみるのはいかがでしょうか。
ライター名:タスカジさん ふたば photo by ふたばⒸ2019
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