お掃除しても気になる寝室の臭い対策【後編:もう臭わせない予防策】

お掃除しても気になる寝室の臭い対策【後編:もう臭わせない予防策】
投稿日: 2019年10月7日 更新日: 2019年10月7日
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前編の「原因と掃除方法」で、寝室のカビ臭いの原因とその掃除方法についてご紹介しましたが、家具やベッドを移動させ、徹底的なカビの拭き取り掃除は寝室だけとはいえ大変な作業だったのではないでしょうか。

そこで後編ではカビ臭いを発生させないための、日常からできるおすすめの予防方法をご紹介します。

普段からできる方法でカビ予防をする

寝室は、日中は閉め切りがちで睡眠中の寝汗の湿気がこもりやすい場所です。
カビの臭いに気がついたら早急にカビの原因を探し、拭き取って除去するに限ります。
ですが、その作業も寝室だけで1日がかりとなることもあります。そうならないためにも日頃からしておきたい各箇所別の予防策をご紹介します。

窓、窓枠

窓や窓枠に発生する「結露」は、除湿対策をしすぎると乾燥してしまい、加湿をすると結露は大量に……。
と、その調整は難しいものですが、何をおいても結露がついたら拭いて乾燥させておくのが一番です。そこで、すぐにでも取り入れやすい予防策をご紹介します。

1.窓に「プラスチック段ボール」、「梱包用のエアーキャップ(プチプチ)」、「結露防止シート」、「新聞紙」を貼り、断熱効果で結露を防止する。

2.防カビや断熱効果も期待できる「結露防止スプレー」を使う

3.窓際でサーキュレーターや扇風機を使い、室内の空気を循環させ、窓付近だけが冷える事を防ぐことで結露を防止する。

4.エアコンやオイルヒーターなど湿度が上がりにくい暖房機器を使う。

5.寝室を使わない日中は除湿機をかける。

6.結露が少ない場合、あらかじめ窓の汚れを拭き取り、食器用洗剤を10~20倍の水で薄めた液で窓を拭くと、水をはじく成分で結露を防止できる。但し、定期的なコーティングが必要。

カーテン、ブラインド

カーテンやブラインドは窓の開閉のたびにホコリが付着していくので、普段の掃除にホコリ取りをするのがベストです。
カーテンはハタキなどでホコリを取り除き、ブラインドは専用の拭き掃除グッズもありますが、軍手などの手袋で拭くのもおすすめです。カーテンレールのホコリ取りも忘れずに。
カーテンは結露を吸収しやすいのでなるべく乾燥させておくことも大切です。

クローゼット、押し入れ

日頃閉まっているクローゼットや押し入れは、風通しが悪く湿気がこもりがちです。風通しを良くするためにしておきたい5つの方法をご紹介します。

1.収納はギュウギュウに詰め込まず、なるべくスキマを作る。

2.洋服はクリーニングのビニールを付けたままはNG。通気性が悪くカビ発生の原因に。

3.「すのこ」を敷き、空気を循環させやすくする。

4.日頃閉め切っている扉や襖は、時々開けてこもった湿気を乾かす。

5.革製品は時々天日干しをする。「脱酸素剤入りの袋」に収納するのもおすすめ。

寝具

寝汗などの湿気を含みやすい寝具は、とにかく乾燥させておくのが一番です。
寝起きはすぐに畳んだりベッドメイクをせずに、できるだけ外気に当て、汗などの湿気を乾かしてから整えるのは習慣にしやすい方法です。

天気の良い日は天日干しが最適ですが、室内でも日当たりのよい場所に干したり、布団乾燥機を使う方法もあります。
マットレスには防水カバーを敷くと湿気や汗は防水カバーで留まるので、お手入れが楽になります。

カビ予防に除湿剤を使う

寝室の隅や、クローゼット、押し入れ、窓際など湿気が特に気になる箇所には除湿剤を使う方法がありますが、除湿剤は交換時期をまめにチェックしていないと溜まった水分から湿気を放ってしまう恐れがあります。
ズボラさんには「エコカラット」や、炭を置く方法がおすすめです。

その他の簡単にできるカビ対策

日頃忙しい方にもこれはぜひ試していただきたい、より簡単にできる方法をご紹介します。

1.洗濯物の部屋干しは控える。もし部屋干しをした場合はよく換気をする。

2.エアコンのドライ機能を頻繁に運転する。

3.観葉植物や水槽はなるべく窓や壁際から離して置く。

4.エアコンのフィルターは定期的に掃除をする。

コツ・ポイント

おすすめのカビ予防対策はいかがでしたでしょうか。カビ予防となると除湿が欠かせませんが、同時に冬場は乾燥をして加湿も必要となり、どちらを優先したらいいのか難しいところです。
ですが、結露が発生しやすい冬の時期は寒いので掃除も億劫になりがちです。暑い夏を終えて秋を迎える頃に、出来る限りの対策をしておくのがカビ発生につながりにくいと思います。

少しずつ今からできそうなところから日々の掃除に取り入れてみてはいかがでしょうか。

ライター:タスカジさん 初穂


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