重曹やセスキ炭酸ソーダ、クエン酸などの体に優しいエコ洗剤を使う場合は、スプレーボトルも用意して水溶液を作って使うと便利です。
それぞれの濃度は重曹が水100mlに対して重曹小さじ一杯、セスキ炭酸ソーダは水500mlに対してセスキ炭酸ソーダ小さじ一杯、クエン酸水が水100mlに対してクエン酸小さじ一杯です。
しかし、汚れの程度がひどい場合は、効果の強い市販のアルカリ性洗剤・酸性洗剤がおすすめです。ただし、強力な分、皮膚に付着したり吸い込んだりすると健康被害の恐れがあるため、取り扱いには注意しましょう。
①便器を中性洗剤とブラシ、お掃除シートを使って掃除する。また、手洗い場やレバーなどもしっかりと拭く
②壁をお掃除シートで拭く。汚れやすい腰の高さの位置までを念入りに拭く
③床をお掃除シートで拭く。特に汚れが溜まりやすい便器と床のつなぎ目部分を念入りに拭く
④黒ずみが取れない箇所がある場合は、アルカリ性の洗剤を少量吹き付けて雑巾で汚れを拭き取る
⑤水垢や黄ばみが取れない箇所がある場合は、酸性の洗剤を少量吹き付けて雑巾で汚れを拭き取る
⑥中性洗剤やお掃除シートでは取れない頑固な汚れには、その汚れに合った洗剤を使って効率的に落としましょう。
しかし、床や壁に洗剤を使う場合は、素材によっては変色したりワックスがはがれたりしてしまうことがあります。洗剤を使っても大丈夫な素材かどうかを予め確認したり、ごく少量だけつけたりするなど、注意が必要です。
床や便器に直接汚れがつくのを防止したり、トイレをおしゃれな空間にしてくれたりするのに役立つ、便座カバーやマット、トイレットペーパーホルダーのカバーを使っている人も多いと思います。
しかし、これらの布類は、飛び散った尿や水滴がしみ込みやすく、放っておくと悪臭を放ってしまうことになります。
トイレに置いている布類は、こまめに洗濯するようにしましょう。週1~2回のペースが理想です。
また、これらの物を置いていると掃除がしにくくなるので、いっそのことまったく置かないというのも手です。お掃除シートで毎日便器や床を拭く暇があるなら、衛生的にも置かないほうがおすすめです。
便器と床の境目は、はみ出た尿が垂れやすく、汚れが蓄積しやすい場所です。長い間掃除をし忘れると、臭いどころか素材によっては床が痛んでしまうこともあります。
できれば、毎日の便器掃除や週1の念入り掃除の際に、お掃除シートでしっかりと拭くようにしましょう。汚れが溜まっている場合は、2本の割りばしの先端に布を輪ゴムで付けたもので掃除するのがおすすめです。
中性洗剤を少量付けた1本目で汚れを落とし、水で濡らしただけの2本目でふき取れば、境目に入ってしまった汚れもきれいに落ちるでしょう。
便座と便蓋の隙間は、知らない間にホコリが溜まっていたり、尿が入り込んでいたりして、臭いの発生源となっている場合があります。
機種によっては、持ち上げるだけで便蓋を取り外せたり、掃除するための隙間を広げられる場合があります。取扱説明書を読んでから外したり隙間を広げたりするなどして、お掃除シートで定期的に汚れを拭き取りましょう。
外し方が分からない場合は、綿棒を2本用意して掃除をしましょう。1本目に中性洗剤を付けて汚れを拭き取り、水を湿らせた2本目でふき取れば、細い隙間も掃除できるはずです。
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