かます(バラクーダ(Barracuda)
秋刀魚より早く秋の訪れを告げるのがカマスである。
『秋茄子は嫁に食わすな』と同様に、『秋カマスは嫁に食わすな』という諺もあるほど、秋になると「霜降りカマス」と言い脂が乗って白身の上品な味になります。
古く塩焼き魚とされ用途の狭い魚だった様ですが、近年刺身やあぶりなど生食されるようになり、鮮度によっては高価なものとなっている様です。
スマートな体で、時速150kmにも達するスピードの持ち主です。
これは尾のつけ根が太く、キック力が強いからです。
口は受け口で、下顎の先端に鋭い歯が1本、上顎に大きな歯が2本ある他、両顎にはこれより短い尖った犬歯が続いて奥に行くほど長くなり、舌まで小さな歯が並んで奥に向かって生えています。
この大きな口が、藁蓆(わらむしろ)で作られた穀物や石炭を入れる袋「叺(かます)」に似ていることに由来するそうです。
実が柔らかいのは・・・・水分量が多いからで・・・・・
65%の鰯、63%の鯖、62%の秋刀魚に比べ75%と水っぽいかますで有ります。
その為・・・・頭としっぽを落として、頭の方からペンチで骨を引っ張ると・・・・・
スコンと骨が抜けます。詰め物をする料理もあります。
「カマスの焼き食い一升めし(広島地方の諺)」といわれる『焼き食い』とは、浜で網を曳いてきた時、網から飛び出してピチピチ跳ねているカマスをそのまま焼いておかずにして食べると、一升もごはんが食べれてしまうという諺で、生きの良いカマスはそれだけで美味しいということ証拠です。
全長は20-30cmほどのアカカマスの方がやや黄色味を帯びていて味が良く「本かます」とも呼ばれています。一方ヤマトカマスは別名「ミズカマス」と呼ばれるように水分がアカカマスより多く、干物にされることが多いようです。
また、同じ仲間に、オニカマスという種類がいますが、こちらは体長2m程にもなり、人を襲う事もあるそうです「バラクーダ」と呼ばれる魚です。
手前のこ・・・・・男前でしょ!! 多分男の子!!
奥の子は、女の子です!!
知らんけど(笑)
コツ・ポイント
柔らか・・・・天婦羅が美味です。
是非・・・・https://sakana-uohide.com/