お料理に使う片栗粉が、なぜお掃除に使えるのか、不思議に思った方もいらっしゃるかもしれませんね。もちろん、片栗粉そのものに汚れを落とす働きはありません、
しかし、片栗粉には、お掃除に使用する洗剤の力を最大限に引き出してくれる働きが望めるのです。
例えば、お風呂場など水回りにはびこりやすい、しつこい黒カビ。お掃除してもなかなかスッキリキレイになってくれませんよね?
これは、黒カビが、生き物で、「菌糸」という根を奥深くに張り巡らせて増殖をくりかえすからです。そのため、黒カビは、表面の汚れだけを取り除くたけでは不十分で、根こそぎ取り除く必要があります。黒カビを根こそぎ退治するためには、カビ取り剤をしっかりと奥深くの菌糸にまで浸透させなければいけません。
そこで片栗粉の出番です。表面をコーティングさせるという片栗粉の性質がとても役立つことになります。これは、片栗粉によって汚れの表面をコーティングさせることで、カビ取り剤が外に漏れ出すこともなく奥深くまで浸透しやすくなるためです。
では、これから、片栗粉のその性質を活かした黒カビのお掃除方法についてご紹介します。
お掃除のために用意するものは、片栗粉、市販のカビ取り剤(塩素系漂白剤でもOK)、小皿などの容器、割りばし、ラップ、手袋、マスクです。
お掃除の手順
1.容器に片栗粉と市販のカビ取り剤を同じ割合で入れ、割りばしでペースト状になるまででよく混ぜ合わせます
2.ペースト状になったものを、しつこい黒カビの部分に直接塗り込み、上からラップをかぶせます
3.そのまま20分程度放置します
放置している間にカビ取り剤がしっかりと浸透することになっていますよ。 あとは、水でよく洗い流せば、お掃除は完了です。片栗粉は、お湯ではダマになりやすいので、必ず水を使用しましょう。
市販カビ取り剤や塩素系漂白剤は、殺菌力が強力で、刺激臭も強いため、必ず換気をしてお掃除を行いましょう。
また、お掃除の際に、市販のカビ取り剤や塩素系漂白剤と、酢やクエン酸など、酸性の製品が混ざってしまうと、有毒ガスが発生し、非常に危険です。その点は厳重に注意しましょう。
それらの酸性の製品との用は厳禁であるのはもちろんのこと、うっかり混ざってしまうことのないように、近くにあった場合は、取り除いておくと安心です。
また、大理石やステンレスなど、材質によっては、市販のカビ取り剤や塩素系漂白剤が使用できない場合もあるので、事前にご確認願います。
いかがでしたか?片栗粉を使った黒カビ掃除の方法については、おわかりいただけたでしょうか?これを機にぜひお試しになって、その効果のほどを実感していただければと思います。
ライター:sion
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