せっかくこの場所を掃除したのにあの場所の掃除を忘れていたから、もう一度掃除しないといけない。そんな経験はないでしょうか。お掃除の基本を知らないと無計画に掃除をしてしまい、結果的に同じ場所を何度も掃除して余分な労力と時間を使う事になります。
掃除の基本を知ることは、効率的に短い時間でお掃除を終える為に大切な事なのです。
掃除をする際は、以下のポイントに気を着けましょう。これらを意識するだけで掃除する順番に迷いがなくなり、スムーズに掃除を進めることができます。
掃除の基本はとにかく、「上から下へ」が大原則です。
埃などのゴミは上から下へと落ちていきます。その為、下の方から掃除をしてしまうと上の部分を掃除した時に、せっかく綺麗になった下の部分がまた汚れてしまいます。
「上から下へ」の原則と同じぐらい大切なのが、「奥から手前へ」です。
拭き掃除の場合、手前から拭いてしまうと奥を拭いてはまた手前を拭いて……と何度も同じ個所を拭いて時間が掛かります。
部屋の掃除機掛けでは、手前から奥に進んで掃除機をかけてしまうと、せっかく綺麗になった部分を何度も踏んでしまい、身体についたゴミが落ちてしまいます。部屋だけでなく、家全体の掃除の際にも言えます。一番奥の部屋から手前の部屋へと掃除を進めていき、綺麗になった箇所は立ち入らないように動くことが大切です。
雑巾で拭き掃除をする際、汚れが酷い部分からお掃除を始めていませんか?お掃除する場合は「綺麗から汚い」を意識した方が良いでしょう。
これを意識することにより、雑巾がすぐに汚れて何度も洗うという事が減り、時短に繋がります。
掃除をする際、窓を開けて換気します。その際、風の通り道を意識していますか?風下から風上に向かって掃除をしてしまうと、せっかく掃除した風下に風上から風にのってゴミがまた落ちてしまいます。
床の掃除機をかけてから埃落としをしていませんか?この順番だと、掃除機をかけた床が、再び埃で汚れてしまいます。必ず、埃取りをしてから掃除機をかけましょう。
以上の事を気を付けて頂きたいのですが、上の方に酷い汚れがついている場合など、どちらを優先したらよいのか分からない場合もあります。その場合は、ご自身がやりやすい方のポイントを優先して頂ければよいと思います。
せっかくお掃除をしたのだから、少しでも見栄えよく仕上げたいものです。家事代行のプロが実践している、お掃除の仕上げテクニックをお伝えいたします。
鏡や蛇口、ステンレス製の物は、ピカピカに磨いて仕上げましょう。
光らせる方法はとっても簡単。鏡や蛇口などを雑巾で水拭きして汚れを取った後、乾いた雑巾で乾拭きするだけ。これだけでピカッと輝きます。
お風呂のシャンプーなどのボトルや、棚の置物、テーブルの上の雑誌などは、向きをそろえて並べましょう。向きを揃えるだけで視覚的にスッキリ見えます。
ホテルの部屋の水回りって綺麗に感じますよね。それは水分がないからです。水回りのお掃除をした後は必ず水分をふき取っておきましょう。水分をふき取ると、掃除の仕上がりがとても綺麗に見えますし、カビ発生を抑制する効果もあります。
お掃除は自己流でも出来ますが、こうして基本を知ることでより効率的にお掃除を進めることが出来ます。5つのポイントを意識して頂き、日々のお掃除を楽なものにしましょう。お掃除が楽になると、掃除に苦手意識がなくなり、いつも綺麗を保つことに繋がりますよ。
ライター:めぐりずむ
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