一般的にカトラリーと呼ばれているのはスプーン、フォーク、ナイフのことです。厳密に言うと銀製品のものをカトラリーと呼ぶようですが、ステンレスであっても日本では総称してカトラリーと呼ばれています。
整理収納の現場では、これらのカトラリーにはじまり、箸、れんげ、バターナイフ、木製のスプーン、離乳食用のスプーンに至るまで、たくさんのグッズがキッチンから出てきます。
使いにくさを感じる理由はいくつかありますが、次に挙げるいくつかの質問の答えを考えてみてください。
・来客用のカトラリーも一緒に収納されていませんか?
・離乳食期は終わっているのに、小さなスプーンが何本も出てきませんか?
・普段あまり使わないチーズフォンデュ用の串などが収納されていませんか?
ひとつでも心当たりのある方は要注意です。引き出しの中がごちゃごちゃになってしまう原因はここにあります。たくさんあるからこそ、探し出すのが難しい。とてもシンプルな理由です。
では、実際にどのようにすると使いやすくなるのか、3つのステップをお伝えします。
普段よく使うカトラリーを抜き出してみてください。難しければ、ここ2,3日で使ったものを抜き出すイメージです。これが一軍のカトラリーとなります。
続いては2で残ったものの中から、もう使わない赤ちゃん用のグッズやくたびれているもの、気に入っていないものなどを選びます。赤ちゃんグッズは親戚などに譲る選択肢もありますが、いずれにしてもこれまでの感謝の気持ちとともに手放しましょう。
来客用のカトラリー、チーズフォンデュ用の串、韓国のスプーンや箸など、処分はしないけれど普段使いもしないものは別の場所へ移動します。
用途別に中身が見えるジップロックやイケアの保存袋に入れると、次に使いたいときに探しやすくなります。来客用のカトラリーであれば来客用のお皿の近くにまとめて保管するのがさらにおすすめです。
同様に下の弟妹のために残したいカトラリーも、同じときに使う食器などとともにまとめておくと探す手間も少なくなります。どんな場面で使うのかを想像しながら同じ用途のモノ同士をまとめることが、未来の自分や家族への思いやりに変わります。
3つのステップを踏むと、ずいぶんと量は減ったのではないでしょうか?さてここからは実際のカトラリーの収納方法のご紹介になります。
使いやすい引き出しがある場合にはそこに納めるのが一番良い方法です。が、どうしてこのような形なの?と思うような形状の収納ケースもときどき目にします。そんなときには100均や無印のトレイなどを利用して自己流にカスタマイズすることをおすすめします。
入れ方にもポイントがあります。同じスプーンでもサイズの違うものがあるのが一般的です。ですので、大きさ別にして、大きいものと小さいものを互い違いに入れると、お目当てのスプーンをさっと取り出すことができます。
ほかにも、普段よく使う子供のスプーンなどは大人のお箸と一緒にまとめておき、トレイに入れるのも手軽です。ファミレスなどにあるカトラリー入れがお手本です。100均や無印、雑貨屋さんでもさまざまなトレイが販売されていますので、お好みのテイストのものを見つける楽しみもあります。
最後にご紹介するのは立てる収納です。ガラスのコップなどに立てれば、さっと食卓にも出せます。ホームパーティなどでも場所を取らないので、ペーパーナプキンとともに立てて出すのはおすすめです。
カトラリーの収納はまず数を厳選することが一番大切なステップです。よく使うものがさっと取り出せるストレスフリーな感覚。一度覚えてしまうと、ほかの場所も片付けてしまいたくなるおまけつきです!ぜひ実際に手を動かしてみてくださいね!
ライター:aki
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