ハイターは、日用品メーカー最大手の株式会社花王から販売されている衣類用の塩素系漂白剤です。ハイターは、花王のブランドイメージでもあり、ハイターシリーズとして、様々な種類の漂白剤が取り揃えられています。キッチンハイター、キッチン泡ハイター、トイレハイターなど、すべて製品にハイターがつくことが大きな特徴となっています。
ただ、製品名が「ハイター」なのは、衣類用の塩素系漂白剤だけです。他のハイターシリーズの製品も、主成分が次亜塩素酸ナトリウムである点は共通していますが、他の加えられている成分に微妙な違いがあるようです。衣類用の漂白剤には、ハイターのほかに、ワイドハイターがあります。どちらもハイターがつくことで混同しやすいですが、両者は、液性や漂白力、取扱いなどに大きな違いがあるので、その点は注意が必要です。
では、つけおきにハイターを使用する際の注意点についてこれから詳しくお伝えします。
ハイターは、白無地衣料専用の漂白剤です。衣類の黒ずみや黄ばみをとり、真っ白に仕上げ、さらに除菌もできます。ハイターが、色柄物には使えないということはご存知でも、一部の白物にも使えないという点をご存知ない方は、思いのほかたくさんいらっしゃるようです。そのため、ハイターで、つけおき洗いする際は、白物無地であっても、必ず洗濯表示マークを確認することが重要です。
ハイターが使用可能なのは、新絵表示の漂白OKのマークである三角形のマークがついているものに限られます。白物でも、三角形のマークに×印がついている、三角形のマークに斜線があるものは、ハイターの使用はNGです。
ハイターは、漂白力が強いため、つけおき時間を厳守する必要があります。つけおきの目安は、およそ30分となっています。それ以上つけおきする場合も、衣類の生地を傷める怖れがあるため、2時間以上つけおきしないようにということが、使用上の注意点として明記されています。
また、つけおき後は、十分に水ですすいで、漂白成分をよく落としておくことも重要です。
ハイターでつけおきする場合は、つけおき中は、換気を十分に行うことも注意点として押さえておきましょう。
また、子どものいるご家庭の場合は、つけおきする場所にも注意が必要で、お子さんの手の届かない場所を選ぶことも大変に重要です。
ハイターを使用してつけおきする場合の注意点をご紹介しました。さらに酸性タイプの製品と混ざってしまうと有毒ガスが発生する恐れがあり大変に危険なので、つけおきする場所に酸性タイプの製品(お酢やクエン酸を含む)がある場合は、速やかに取り去っておくようにしましょう。
ライター:sion
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