電源タップの汚れは主にホコリです。電源タップを掃除せずにいると、差し込み口に、ホコリがどんどんたまってしまいます。このホコリこそが、発火を招く最大の原因になるのです。
特に、電源タップに、家電製品の電源ブラグを差しっぱなしにしている場合、差し込み口とプラグの間にホコリがたまりやすいので要注意です。ホコリがたまった状態で、湿気が加わった場合、湿気を吸収したホコリが媒体となり、プラグの刃と刃の間に、微量の電流が流れることになります。その状態で、電気を使い続けると、熱を帯び発火を招くことになります。
ちなみに、湿気を帯びたホコリによってプラグが通電し発火に至る現象はトラッキング現象を呼ばれています。
トラッキング現象は、電気を使っていなくても、また、電源OFFの状態でも、プラグを差しっぱなしにしているだけで発生するということが、極めて怖ろしい点になります。
電源タップのお掃除の手順は以下の通りです。
1.電源タップに差し込んであるプラグをすべて抜く
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2.電源タップの差し込み口付近のホコリを取り除く
ホコリの取り除き方は、掃除機で吸い取る、ハンディモップやマイクロファイバークロスを使用して拭き取るなどの方法を試しましょう。
さらに、湿気の多い場所に水滴がかかる怖れのある場所にある電源タップは、定期的に全体を乾いた布で、よく拭き取っておくようにすると安心です。
見落としがちなのは、電源タップの掃除だけではありません。電源タップの交換もついつい見落としてしまいがちのようです。電源タップも寿命があり、使い続けているうちに、劣化していきます。電源タップの寿命は、使い方や置かれている環境によってバラツキがあるものの、およそ5年が一応の目安となっているようです。
問題なく使えるからといって、寿命の過ぎた電源タップを、そのまま使い続けることは、お掃除を怠るのと同様に、発火を招くリスクが増大するため、やはり危険と言わざるを得ません。
もし、寿命を過ぎた電源タップをお使いの場合は、安全のために、早めの交換をおすすめします。異常に熱くなった電源プラグやテーブルタップ、コードなどはキケン。すぐに使用をやめ、電気店に点検してもらったり、新しいものに取り替えましょう
電源タップのお掃除及び、定期的な交換がいかに大切なことかおわかりいただけだでしょうか?これを機に、ご家庭にある電源タップを総点検していただければ幸いです。
ライター:sion
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