昨今、増えているといわれる「ひとりっ子」の家庭。あえてひとりっ子で、と考えている夫婦もいれば、事情がある場合などさまざまです。
ですが、中には「どうしてきょうだいを作ってあげないの?」と言われたり、「ひとりっ子はかわいそう」などと意見されたりすることがあり、悩んでしまうママも。
子育てに正解はないように、ひとりっ子でも、きょうだいがいても、正解や間違いはありません。自信を持って、子どもと接していきましょう。
ひとりっ子は、親の愛情を独占できるぶん、「わがままになる」と言われがちです。たしかに、未就園児のうちはきょうだいがいる子に比べて、子どもと遊ぶ機会が少ないといったことはあるでしょう。
児童館や子育て支援センターで、おもちゃの取り合いになったり、お友達に手がでてしまったり…という場合、「もしかしてウチの子はきょうだいがいないから、うまくできないのかしら」と心配するママも多いようです。
でも、きょうだいとしょっちゅう競争やケンカをしているからといって、他のお友達とじょうずに遊べるとは限りません。また、親の愛情を受けられるからこそ、自己肯定感が育ち、生きていく上での大きな自信となり、他者に思いやりを持てることもあるのです。さらに、きょうだいがいる子に比べて、きょうだいに頼れないという面から、しっかりした子になるというケースもあるようです。
きるだけ親子だけのコミュニケーションにならないよう、いろいろな子どもと触れ合える機会を作ってあげましょう。競争やケンカも避けるのではなく、それを経験することで次にどうすればいいかということを学んでいきます。
きょうだいがいるいないに関わらず過保護にならないためには、子どもを「待つ」ことが大切です。靴を履く時、ジャンパーを着る時、帽子をかぶる時…、ついつい急かして親が手を出してしまうということがよくありますが、待つことを心がけてみましょう。
地域の児童館や育児支援センターで、同じひとりっ子のママと話したり、スタッフに相談したりするのもおすすめです。
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