子どもを初めて預ける時は、いろいろなことが気になるものです。例えば、仕事を持つママの場合は「こんな小さな時から預けていいのかしら」と思ったり、専業のママの場合は「仕事をしていないのに、子どもを預けるなんて」と感じる人も。中には、パパや両親など、身近な家族に預けるならまだしも、他人に預けることに抵抗を感じるという人もいるようです。
ですが、預けることは、悪いことばかりではありません。子どもは他人との関わりの中から多くのことを学びます。子ども同士はもちろん、大人からも刺激を受けるものです。また、「子どもは多くの大人から愛される権利を持っている」という考え方もあります。もちろん、預ける相手はパパやママが信頼できると感じられた人に限定すべきですが、引け目を感じすぎないということも大切かもしれません。
預け先が決まっていざ預けてみると、ほとんどの子どもは、パパやママと離れるのがイヤで泣きだしてしまいます。わが子が泣き叫ぶ姿を見て、何とも思わない親はいません。罪悪感に苛まれて、預けることをためらってしまう人も多いでしょう。ですが、一般的に、人間は、泣くことで感情を整理できると言われています。パパやママの姿が見えなくなると、意外とケロッと泣き止んで遊びだすという子どもも多いようです。
また、お迎え時にパパママを見てまた泣いてしまう子もいるので、「預けている間じゅう、ずっと泣いていたのかな?」と思ってしまいがちですが、パパママの顔を見て安心したという感情を「泣く」ことで表現していることもあります。ネガティブな感情で泣いているとは限らないということを覚えておきましょう。
とくに専業ママの場合、子どもとずっと一緒にいると疲れが溜まってしまうものです。それでも「仕事をしていないのだから」と頑張る人も多いのですが、生まれてから幼稚園に行くようになる頃までには3年以上の期間があります。たまにはママ自身がリラックスする時間を作るために、子どもを預けてみてはいかがでしょう。
各自治体では、仕事や通院などの理由を問わずに預かってくれる様々な制度があります。たった数時間でもママが自分のために時間を使うことができれば、新鮮な気持ちで子どもと接することができ、親子ともどもメリットを感じられるはず。子どもに、笑顔で接するためにも、たまには息抜きすることをおすすめします。各自治体の制度を積極的に利用することもお忘れなく。
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