マンションなどで布団をなかなか干すことが難しい家庭などでよく使われる布団乾燥機は、湿気がこもりやすい布団を手軽に乾燥させることが出来る今非常に需要が高まっている家電です。
布団乾燥機はただたんに布団を乾燥させるだけではなく、布団を温めることが出来るので冬場の寝る前に使用することでフカフカの温かい布団にすることが出来ます。
そんな布団乾燥機は、ダニ退治機能が搭載されているものも多いのです。布団を乾燥、温めることで快適な睡眠を得ることが出来ますし、ダニ退治をすることも出来ますので布団乾燥機1台あるだけで一石二鳥の働きをしてくれます。タイプも色々あるので、それぞれの使用環境にあったものを選ぶことが出来るでしょう。
布団乾燥機でダニを退治する方法ですが、布団乾燥機の種類にもよりますが袋を使う乾燥機であればそのままダニ退治モードなどで使用するだけでダニ退治が可能です。ホースとアタッチメントを使う袋を使うタイプでは無い場合には、布団を移動させながら各場所ごとに温風を当ててダニを退治するという形です。
なぜ温風を当てることでダニを退治することが出来るのかですが、ダニというのは50℃以上の温度で完全に死滅するからです。温風を当てることによってダニにダメージを与えて退治するということになります。
そのため、袋を使うタイプ以外の布団乾燥機は全体的に温風で熱を与える必要があるので必要に応じて布団の位置をズラしながら退治しなければならないのです。
布団乾燥機でダニを退治する時のポイントですが、布団乾燥機によるダニ退治はおおよそ1時間以上使用しなければならないと言われています。多くの布団乾燥機に搭載されているダニ退治モードも2時間程度が目安となっているものが多いです。
また、熱が当たっていない部分のダニは退治することが出来ませんので、布団を全体的に熱する必要があります。また、ダニは死骸もアレルギーの原因となるので、布団乾燥機でダニ退治をした後は掃除機をゆっくりとかけてダニの死骸も除去しましょう。
布団乾燥機によるダニ退治の頻度ですが、ダニは湿度が高く室温が25℃から30℃程度のところで繁殖しますので梅雨や夏の時期は特に念入りに行う必要があります。ダニを退治するなら1日2回を3日連続行い、抑制したい場合には夏場などのダニシーズンは1~2週間に1度、冬場は1ヶ月に1度程度が目安です。
布団乾燥機でどれくらいのダニが死滅するのかですが、残念ながら布団乾燥機をいくらかけてもダニを完全に死滅させるのは難しいと言われています。
夏や梅雨の時期に週に1回1ヶ月間の使用を行った場合、ダニの3分の2は死滅すると言われています。しかし、逆に言えば3分の1は残っているということになりますので、定期的に作業を行うことで少しでもダニの数を少なくするということが大切です。
布団乾燥機をかけても布団は厚みがあるので、熱のない方にダニはどんどん逃げていきます。したがって、布団乾燥機をかけて反対側に逃げたダニを掃除機で吸い取ってしまうなども有効です。特にダニが発生しやすいとされている頭部近辺は念入りに行う必要があるでしょう。
布団乾燥機以外のダニ退治方法ですが、ダニが一番弱いのは熱なので熱を与える方法で家庭でも行いやすい方法となるとアイロンがあります。
布団の素材によっては使用することが出来ませんし、きちんとあて布などを使用する必要はありますが直接熱を与えることが出来るので効果的です。スチームアイロンでも構いませんが、スチームアイロンを使用した後は干すようにしましょう。
市販されているダニ対策シートやダニ対策スプレーなども効果的です。ダニ対策シートは布団の下に置いておくだけでダニ退治が可能ですが、即効性には欠けると言われているのでその他の方法と併用すると効果的です。
ダニ対策スプレーは噴霧するだけでダニの駆除をすることが出来ますが、死骸はそのままなので必ず掃除機をかけるようにしましょう。
ダニは対策を取らずに放置してしまうと、どんどん増殖してしまい、アレルギーの原因となったり刺されてしまって痒くなるなどツライ思いをすることになってしまいます。
布団乾燥機などを上手に活用しダニを退治することで、アレルギー症状が軽減されたりアレルギー症状が無くなるということもあります。したがって、健康面においてもダニの対策というのは非常に重要となるのです。
布団乾燥機によってダニを退治すれば、ダニによるアレルギーやかゆみなどといった不快な症状が無くなるだけではなく、布団乾燥機の本来の使い方をすることで温かい布団で快適に眠ることが出来ます。最近では健康な体は良質な睡眠からなどと、睡眠の質を高めることが非常に重要とされてきています。
ダニをしっかりと退治することによって、快適な睡眠と健康な体をゲットしましょう。
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