一概にそうとはいえませんが、やはり値段の安いお鍋は、高価なお鍋に比べると、品質や耐久性が劣るため、その分、どうしても寿命が短くなるようです。 もちろん、使い方やお手入れの方法に問題がある場合は、値段に関係なく、すべてのお鍋の寿命を縮めることになります。
また、鍋の寿命は、必ずしも壊れて調理不可能な状態になることを意味しているわけではありません。調理すること自体は可能でも、使い勝手、衛生面、健康面など考慮した場合、寿命だ考えて交換が必要になる種類の鍋も少なからず存在します。
フッ素樹脂やダイヤモンドなどで、コーティング加工されている鍋は、使っているうちに、徐々にコーティングが剥がれていきます。 実際に、調理自体に問題がない場合も、コーティングが剥がれて素地が見えてしまった時が、交換の目安となります。
そのまま使い続けていると、焦げ付きやすくなりますし、むき出しの素地がら鍋の成分が溶け出して、結果的に人体に悪影響が及ぶ心配も出てきます。ちなみに、毎日使用した場合、フッ素樹脂加工の鍋はおよそ一年、ダイヤモンド加工の鍋は、およそ2~3年が、寿命の一応の目安となっていうようです。
鍋の正しいお手入れ方法
調理後は、すぐにスポンジで力を入れずに優しく洗い、よく乾かしておきます。金属タワシや鉄ベラの使用はコーティングを剥がす怖れがあるためNGです。
アルマイト加工されている鍋と非加工の鍋がありますが、アルマイト加工されている鍋は、アルマイトが剥がれて素地が見てた時、非加工ものはお手入れしても黒ずみがとれなくなった時が、それぞれの交換の目安となります。
アルマイト加工されている鍋
アルマイトを傷つけないように、柔らかいスポンジで、こすらずに優しく洗います。金属タワシや、クレンザーの使用は避けましょう。焦げ付いた場合も、こすらずに、水に十分に浸して、焦げを浮かせてから、スポンジで丁寧に取り除きましょう。
非アルマイト加工の鍋
黒ずみや焦げ付きが生じた場合は、金属タワシやクレンザーを使って、よくこすり落としましょう。
正しい使い方と手入れを怠らなければ、まさに寿命知らずで、一生使い続けることが十分に可能になります。
ただ、寿命に関係なく、手入れが面倒、調理しづらい、という理由から、他の使い勝手のよい鍋に交換する場合も珍しくないようです。
正しいお手入れ方法
1.使ったらすぐに洗う
冷めると、水分や塩分でサビやすいので、洗剤を使用せずに水洗いし、十分に水気をとったあと、空焚きし、表面に油(サラダ油などの調理油)を馴染ませから保管します。
焦げ付きは、タワシでこすってとりのぞきます。よくすすいで水気をよくふきとった後、軽く火にかけて水けを飛ばしてから、油を薄くなじませておきましょう。
主な種類の鍋の交換の目安と正しいお手入れについてご紹介しました。種類に関係なく、お鍋の寿命を縮めないためにも、ぜひ正しいお手入れを続けていただければ、幸いです。
ライター:sion
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