ワイドハイターは、洗剤のトップメーカーである花王株式会社から販売されている洗濯用の酸素系漂白剤の商品名です。ワイドハイターのほかにも、ワイドハイターEXパワー、ワイドハイター粉末タイプなどが、酸素系漂白剤として、花王株式会社から販売されています。
ちなみに、同じ花王から販売されているハイターは、ワイドハイターと同じ洗濯用の漂白剤ですが、こちらは酸素系ではなく塩素系の漂白剤で、特徴や使い方に違いがあります。ワイドハイターは、色柄物の衣類にも使用できますが、ハイターは、白物の衣類にしか使用できないという点が、最大の違いです。
1.使用前にワイドハイターであることを確認
実は、ワイドハイターだと思ってハイターと使っているケース、逆にハイターだと思ってワイドハイターを使っているケース、ハイターもワイドハイターも同じだと思い込んで気にせず同じ使い方をしているケースなどは、思いのほか多いようです。
ハイターだと思ってワイドハイターを使っている分には、大きな支障はありません。しかし、ワイドハイターだと思ってハイターを使ってしまうと、衣類の変色や痛みを招く怖れがあるので、要注意です。
これは極めて初歩的なことではありますが、使用する前に、念のためにラベルを見て商品名を確認しておくと安心です。
2.使用前に液体タイプと粉末タイプの違いを把握しておく
同じワイドハイターでも、液体と粉末とでは使用できる衣類が若干異なっています。ワイドハイターの液体タイプは、水洗い可能な衣類であれば、白物や色柄物(木綿、麻、化学繊維、毛、絹)の衣類に使用することができます。
ワイドハイターの粉末タイプは、液体タイプと同様に水洗い可能な衣類であれば、白物と色柄物の衣類に使用できます。ただし、中性洗剤の使用が指定されている衣類だけは使用できません。
3.色柄物は色落ちするかどうかを確認
色柄物に使用する場合は、目立たない部分に原液をしみこませてから、洗剤液につけて5分程度置いた後、変色や色移りするかどうかを確認しておきましょう。
4.洗濯用の洗剤と一緒に入れて使う
ワイドハイターは、通常は、洗濯機に、洗濯用洗剤と一緒に入れて使います。特に気になるシミや汚れには、直接原液をつけておくと落ちやすいです。
5.ガンコな汚れはつけ置きがおすすめ
通常の使い方では落ちにくそうなガンコな汚れは、汚れに原液を直接かけた後に、洗剤を溶かしたぬるま湯に30分程度つけおきしてから、通常通り洗濯してみましょう。
今回ご紹介した洗濯時のワイドハイターの正しい使い方は、他のメーカーの酸素系漂白剤を使用する場合も、ほぼ同じです。もし、これまで間違った使い方をしていた場合は、これを機に正しい使い方に改めましょう。正しく使えば、洗濯物の仕上がりも格段によくなること請け合いですよ。
ライター:sion
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