その名が示す通り、マイクロファイバー(毛髪のおよそ100分の一のマイクロ単位の超極細繊維)製のクロス(布)のことです。お掃除をはじめ、タオルやメガネ拭き、毛布など、様々な用途に使用されていますが、特にお掃除用のマイクロファイバークロスは、先端をさらに極細に分割されたものが使用されているようです。
この超極細の先端が、細かな汚れを掻きとってくれるため、洗剤不要で大方の汚れをスッキリ取り除くことができますし、拭きムラや汚れの再付着なども起こりにくいのが最大の特長です。さらに、その超極細繊維による優れた吸水性と速乾性も見逃せません。
マイクロファイバークロスのこれらの特長は、お掃除に抜群の効果を発揮してくれます。
マイクロファイバークロスは、床掃除の際に、雑巾代わりに使えます。雑巾で水拭きするよりも、はるかにスッキリと汚れを落とすことができますよ。雑巾の場合は、乾拭きが必要になりますが、マイクロファイバーは、速乾性があるため、乾拭き不要で、拭いたそばからすぐに乾いていってくれる点も魅力です。
市販のフローリングワイパーに、シートの代わりに、水につけて固く搾ったマイクロファイバークロスを装着し、あとは、いつも通りに床掃除を行う、という方法がおすすめできます。ゴミやホコリ、黒ずみなども一掃してくれますよ。
ほこりのつきやすい家電や家具も吹き掃除にも、マイクロファイバークロスは抜群の威力を発揮します。テーブルの手垢や食べこぼしなどの汚れなどもお任せあれ!
手のひらサイズ程度に折りたたんだマイクロファイバークロスで、一定方向に拭いていくのがコツです。仕上げに、カタカナの「コ」の字を描く要領で、拭いていけば、ほこりがたまりやすい箇所もカバーできます。
お風呂場や洗面所、キッチンのシンクなど、水回りにつきものの水垢汚れもマイクロファイバークロスなら、洗剤要らずで、ラクに落すことができますよ。
ごく軽い水垢なら、乾いたまま強くこすればそれだけで落とせますが、頑固な汚れは、水をつけて強くこすってみましょう。もし、それでもまだ取れない場合は、クエン酸水(水200mlにクエン酸粉末さじ1を溶かしたもの)をスプレーしてからこすれば、ほぼ完璧に落とすことが可能です。
水回りのお掃除には、お掃除がさらにぐっと楽になるので、通常の四角いタイプのマイクロファイバークロスよりも、手袋タイプのものがおすすめです。指先の感覚を活かせば、水栓周りなどの細かな部分の汚れにスッキリ落とすことができますよ。
キッチンのコンロや壁に飛び散った油汚れも、水で濡らしたマイクロファイバークロスを使えば、キレイに落とすことが可能です。超極細繊維の汚れを掻きとる力がパワーアップするため、上下左右に動かすよりも、くるくると円を描くようにこするのがポイントです。
このほか、窓や鏡の掃除にも、マイクロファイバークロスが大活躍してくれます。軽く拭くだけで、気になる拭き跡も残らず、ピカピカな仕上がりに!ぜひ一度お試しになってみてくださいね。
ライター:sion
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます