ザルは使ったら、すぐに洗うのが鉄則です。後から洗おうと、とりあえず水につけておくのは、基本的にNGです。洗わずに放置すればするほど雑記が繁殖してしまいます。ちなみに、ザルを、一晩水につけた状態で放置している間に、なんと、500倍近くも雑菌が増えてしまうということです。
パスタやうどんなどのお湯切りでザルを使った場合は、そのまま放置するとデンプン質が固まって目詰まりしやすいので、すぐに水につける必要がありますが、うっかりそのままつけっぱなしにせずに、速やかに洗い終えるようにしましょう。
洗剤を入れて漬け置き洗いする場合も、漬け置きする時間は、長くても1時間程度で切り上げましょう。
とにかく汚れを徹底的に落とすことが、雑菌を寄せ付けないための最も重要なポイントになります。特に汚れ残しが生じやすい、網の目や縁の部分、底の部分は念入りに洗いましょう。
ザルは網の目に、汚れがつまりやすく、スポンジでは、なかなか上手に落とせないため、ステンレス製や天然素材のザルの場合は、タワシの使用が最適です。プラスチック製のザルの場合は、タワシを使うと傷つく怖れがあるので、柔らかめのブラシの使用をおすすめします。
また、縁の内側や底の部分など細かな汚れは、歯ブラシを使うと便利ですよ。
正しいザル洗い方の手順は以下の通りです。
1.洗い桶にぬるま湯と食器洗い用洗剤を入れよく混ぜた後、ザルを入れます。
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2.タワシあるいは柔かいブラシを使って網の目をこすり洗いします
(傷つきやすい素材であるプラスチック製のザルの場合は、ゴシゴシ洗いは禁物です。キズがつくとそこから菌が侵入し繁殖を助長することになります)
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3.歯ブラシを使って縁や底の部分の汚れを落とします
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4.流水でよくすすぎます
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5.水気をよく切り、風通しのよいろことに立てかけてよく乾燥させます
天然素材のザルの場合は、油汚れがつかない限りは、洗剤を使用せずに、水を流しながらタワシでのこすり洗いがおすすめです。
ステンレス製のザルの場合は、洗った後に、仕上げに熱湯を回しかけておくと、乾きも早いですし、殺菌効果も期待できます。
プラスチック製のザルの場合は、熱湯をかけると変質する怖れがあるため、定期的に酸素系の漂白剤を使って除菌しましょう。
天然素材のザルはよく乾燥させてから、短時間の天日干し(日光消毒)が適しています。
濡れた状態でいきなり日光に当てると、ひび割れの怖れがあるため、天日干しする際は、十分に乾かしておくことが重要です。
雑菌を寄せ付けないザルの正しい洗い方についてご理解いただけましたか?野菜などは、ザルで水切りした後、すぐに口にすることも多いため、正しいザルの洗い方を実践し、いつも清潔な状態をキープしておきましょう。
ライター:sion
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