そもそも仕分けなどせずに、何でも一度に洗ってしまうのが最も効率的だと考えがちです。しかし、洗濯物を仕分けせずに洗ってしまうと、色落ちや汚れのひどいものが他の洗濯物に移ってしまう心配が出てきます。また、デリケートな素材は、洗濯洗剤を選びますし、分けて洗った方が、衣類の傷みを防止できて長持ちさせることができます。
もちろん、効率を考えれば、仕分けはなるべく必要最小限に抑えることも重要。必要以上に細かく仕分けしすぎると、必要になる仕分けカゴの数も増えてしまう分、仕分け作業が煩雑になり、むしろ逆効果です。
ちなみに、最低限仕分けする必要があるのは、色落ちするもの、通常の洗濯洗剤ではあら得ないもの(デリケートな衣類やニット類など)、汚れのひどいもの、洗濯機で洗えないもの、糸くずが出やすいタオル類などです。ただ、糸くずが出やすいタオル類は、目の細かい洗濯ネットを使用することで仕分けせずに洗える場合もあります。
仕分けカゴは、ご家族の協力を得て、脱いだ衣類を仕分けしながらそれぞれのカゴに入れてもらうようにする、という使い方が最も効率的です。仕分けの必要のない衣類は、ダイレクトに洗濯機に入れてもらいましょう。
例えば、色落ちするものは赤色、汚れの酷い物は茶色と、あらかじめ仕分けかごそのものを仕分けしておくと、仕分けがしやすくなります。さらに、それぞれの仕分けカゴに、「白いもの」「色もの」などと書いたラベルを貼っておくと安心です。ラベルに記す内容は、各ご家庭の仕分け方法によって異なってきます。
あらかじめ洗濯ネットを広げて仕分けカゴにとりつけておくという方法も効果的です。あとは、洗濯の際に、洗濯ネットのファスナーをしめるだけで、すぐに洗濯機に入れることができます。特に、デリケートな素材などの仕分けカゴに、洗濯ネットをとりつけておくと便利ですよ。
さらに進化系として、洗濯ネットと洗濯カゴが一体化になっているタイプもあるので、それらを使用するという方法もおすすめです。
もちろん、各ご家庭のライフスタイルによって、ベストといえる洗濯の仕分け方法や洗濯ルールはどうしても異なってくることでしょう。今回ご紹介した洗濯物の仕分けカゴの使い方をベースに、各ご家庭の洗濯ルールに照らし合わせて適宜アレンジし、ベストといえる使い方を見つけていただければ幸いです。
ライター:sion
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます