お風呂場のあらゆる箇所の中でも、ゴムパッキンのある箇所は、最も黒カビが生えやすい箇所といえます。しかも、ゴムパッキンの黒カビ汚れは、普通にお掃除する要領で、ゴシゴシこすってもなかなか落とせません。落ちないとむきになって、なおさら力をこめてゴシゴシしてしまいますよね。
しかし、それはNGで、お風呂場のゴムパッキンに付いた黒カビ汚れは、ゴシゴシこすればこするほど、汚れがとれないだけでなく、黒カビの繁殖を手伝ってしまうことになるのです。
とても柔らかい素材でできているゴムパッキンは、ゴシゴシこすると、表面にキズがついて凸凹になります。黒カビは、パッキンのキズついた部分から奥深くまで、無数のカビの胞子が入り込んで、そこで繁殖します。そうなってしまったが最後、奥に入り込んでしまった汚れは、ちょっとやそっとでは落とせなくなってしまいます。
落ちないからといって、さらにゴシゴシこすることで、お風呂場の他の箇所にもカビの胞子を撒き散らしてしまうことにも!。「絶対にこすらない!」「汚れを落とす前にカビを死滅させ繁殖を止める」これがお風呂のゴムパッキンのお掃除の鉄則です。
1.50℃以上のお湯をかけ続ける
カビは、50℃以上のお湯で死滅させることができます。ゴムパッキンの汚れを落とす前に50℃以上のお湯をかけて、カビ死滅させ繁殖を止めます。
ゴムパッキンの奥に入り込んだカビも、50℃のお湯を1分半程度かけ続けることで、カビの居場所までお湯を届け、ほぼ死滅させることが十分に可能です。
2.黒い汚れを白くする
カビを死滅させ繁殖を止めてしまえば、もうカビが生えることはありません。しかし、カビを死滅させてもいったんついてしまった黒い汚れは、そのままの状態です。黒い汚れは、市販の漂白剤を使って、白くして目立たなくしてしまいましょう。
市販の漂白剤を使用する方法は、いくつかありますが、同量の粉末の酸素系の漂白剤と重曹を混ぜて、そこに少量の水を加えペースト状にしたものをパッキンの汚れ部分に塗り付けて、しばらく放置した後、洗い流すという方法がおすすめです。
塩素系の漂白剤(カビ取り剤など)を使用した方が、漂白力は強いですが、作用が強い分、取扱いには厳重な注意が必要になります。
いかがでしたか? 今回は、数あるお風呂のパッキンの掃除の中から、最も簡単にできる方法をご紹介しました。パッキンのお掃除の後も、カビ予防として、週に1度程度のペースで、50℃以上のお湯をかけ、カビの胞子の成長をストップさせておくことをおすすめします。
ライター:sion
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