しばらく放置したエアコンを稼働させる前には、エアコンのフィルターにたまっているホコリを取り除いておく必要があるからです。掃除せずにホコリをそのままにしておくと、梅雨に入って湿度が高くなると、たまったホコリをエサにしてカビが爆発的に繁殖してしまう怖れが出てきます。
そのような状態で梅雨でジメジメするからと、いきなりエアコンを稼働させると部屋中にカビやカビの胞子を部屋中に撒き散らすことになってしまい健康面でのリスクが増大します。さらにフィルターがほこりだらけだと、エアコンの機能も低下するため、通常よりも設定温度を下げないと冷えなくなるため、結果的に電気代がかかってしまうことにも。
梅雨入り前にエアコンをお掃除しておけば、安心して使用できますし、梅雨時のカビの発生も大幅に防ぐことができますよ。
お掃除を始める前には、必ず、電源を切りコンセントを抜いておきましょう。フィルターを外す際にホコリが飛び散るのを想定し、念のために新聞紙をエアコンの下に敷いておくと安心です。また、ホコリを吸い込まないようにマスクの装着もおすすめします。
エアコンの本体からフィルターを取り外します。ホコリの飛び散りを抑えるために、なるべくゆっくり丁寧に取り外すことがポイントです。もしハンディタイプの掃除機がある場合は、フィルターを外す前に、さっと掃除機でほこりを取りのぞいておけば、さらにホコリの飛び散りを抑えることができますよ。
外したフィルターは、水洗いして汚れを落とします。ほこりは、水洗いの際に落とすことができますが、気になる場合は、水洗いの前にフィルターの外側から掃除機をかけてもOKです。
水洗いの方法は、バケツに水をためてそこにフィルターをつけてスポンジなどで汚れをこすり落とす方法や、フィルターの内側からシャワーをかけた後、残った汚れを歯ブラシなどでこすり落とす方法などがあります。
汚れがひどい場合は、水の代わりにぬるま湯に適量の中性洗剤を加えたものを使用してみましょう。水洗い後は、水気をよく拭き取り、完全に乾かしてから、フィルターを元に戻します。
吹き出し口の 裏側や細かい溝にカビが繁殖しやすいので、見逃さないようにお掃除しましょう。
中性洗剤を適量加えた水に、雑巾を浸し、固く絞ったあと、その雑巾で拭いていきます。雑巾に指先をうまくからませて、細かな部分も拭いていきましょう。仕上げに必ず乾拭きして、水気をよく拭き取ることが重要です。
フィルターと吹き出し口のお掃除が終わったら、コンセントをつけ、しばらく時間を置いた後、送風運転で完全に乾かせば完了です。
いかがでしたか?すでに梅雨入りしてしまっている場合でも、まだ十分間に合います。善は急げばです、一刻も早いエアコンのお掃除をおすすめします。
ライター:sion
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