一般的に、1歳半から2歳頃に始まるイヤイヤ期。自我が芽生え、感情が豊かになりつつあるこの頃は、言葉で相手に感情を伝えられないために起こる、一つの成長過程だと言われています。
「成長している証拠」と頭ではわかっていても、実際にごはんを食べるのも、お風呂に入るのも、寝るのもイヤ。何をするにも「イヤ!」と言われると、ママもほとほと困ってしまいます。ストレスを感じたり、つらくなったりするのは、当たり前のことですね。
イヤイヤ期真っ最中の子どもは、一旦、イヤ!という感情が働くと、頑として言うことを聞かなくなります。そんな時、無理やり親が望むことをやらせるのは逆効果。結局、時間がかかってしまいます。もっとも効果的な方法は「待つ」こと。遊びたいなら好きなだけ遊ばせて、気が変わるのを待つのです。
中には、何がしたいのかわからないけれど、ずっと「イヤ!」と言っているようなこともあります。この場合、本人も何がイヤなのか、わからずに言っていることが多いので、例えばお風呂に入ろうとしている状況であっても、「お茶飲む?」とか「ご本読む?」とか、切り替えられるとスムーズにいくことがあります。
また、感情は育っているけれど、それをうまく言葉にできないことがもどかしくて「イヤ」と言っていることもあるので、「そうだよね。イヤだよね」と、気持ちを代弁してあげることも効果的です。
イヤイヤ期真っ最中の子どもとママが2人きりで過ごすことは、とても大変なことです。できるだけ、パパや家族、友人、ママなど、他にも大人がいる環境に身を置くと、少し気分に余裕が持てます。
「イヤイヤ期、始まったね」と、笑い合う相手がいることはとても大きいものです。
また、地面に寝転がってイヤ!と泣き叫ばれたりして、周りの目が気になってヒヤヒヤすることも。
でもそんなときは、もし、周囲に危ないものがなかったり、自動車や通行人がいなかったりする状態であれば、その様子の子どもの写真を撮ってみるのもおすすめです。
落ち着いた後に子どもと一緒にその写真を見れば、お互いに笑い合えるかも。
イヤイヤ期は、いつか必ず終わるもの。成長とともに子どもは変化しますので、少しでも気分が楽になる方法を探してみてください。
行き詰まった時には自治体の子育て相談を利用するのもおすすめです。
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