結論から言えば、「まとめる」です。
肉や魚はパックから出して下味をつけておきます。野菜は洗い、切る・茹でるなどすぐに料理できる状態で保存しておきます。少し面倒だと思うかもしれませんが、まとめて下ごしらえをすると洗い物や調理の手間が減り、時短につながります。
買ってきた野菜は全て洗ってしまいましょう。洗って水気を切っておくだけでも、すぐに料理に使うことができます。
レタスなど生で食べる野菜は、洗って水気を切ります。葉を切ると色が変わってしまうので、そのまま保存袋に入れて冷蔵庫に入れておきます。水気を切る時は「サラダスピナー」があると断然早くなります。
すべての食材は切ってから保存しておくと便利です。食材は汚れがつきにくいものから順に切っていきます。葉物野菜→根菜→肉・魚の順番です。汚れの程度が少なければまな板と包丁をキッチンペーパーでさっと拭いて、次の食材を切ります。
また、野菜は切り分けておくと後々のメニューが広がります。
キャベツなら、千切りと野菜炒め用と汁物用。にんじんなら短冊切りと輪切りと乱切りなど。最初は切り方に悩むかもしれませんが、あまり難しく考えずに、作ることが決まっているメニューや、思いつくメニューに合わせて切っておきましょう。このキャベツがあるからこのメニューなど、忙しい時でも献立が浮かびますよ。
肉と魚はすでに切ってあるものを買うと早いのですが、まとめてパックしてあるものなどはお値段も安くなっていますので、購入する機会も多いですよね。
切ってから調理したいものは、すぐに切っておきましょう。鶏肉を唐揚げに、などの場合はキッチンバサミで切るのも時短になります。ただキッチンバサミは調理専用のものを使い、使ったらすぐに洗うなど清潔に保つように注意しましょう。分解して洗えるハサミもあるので、キッチン用には洗いやすいものを選んでください。
さっと火を通した野菜があると、簡単に和え物や付け合わせなどを準備することができるので、おすすめです。火を通す場合も「まとめる」と時短になります。
大きめの鍋やフライパンにたっぷりのお湯を沸かし、もやしなど細かいものはザルに入れてさっとお湯にくぐらせます。そのまま同じ鍋でキャベツ→ブロッコリー→ほうれん草とアクの少ないものから順に火を通していきます。
お湯を沸かす際には、他にまとめて火を通すものがないかと冷蔵庫を見てみるのも良いですね。
肉や魚は下味をつけておきましょう。保存袋に入れた肉や魚に醤油とみりんを、またはお酒と塩・こしょうを、など調味料を加えておくだけ。味付けはシンプルに薄めにしておきます。冷凍する場合は下味をつけておく方が美味しく保存できます。下味をつけた食材を調理する場合は、生姜やごま油を加えて炒めたり、片栗粉をつけて揚げたりすると飽きることもありません。
野菜はそのままでも構いませんが、塩を加えておくのがおすすめです。日持ちもしますし、水分が抜けて食べやすくなります。そのまま食べてもレモンやポン酢をかけてサラダ感覚で食べても美味しい副菜になります。
下ごしらえの時短といえば電子レンジ、という方も多いのではないでしょうか。切っておいた野菜をレンジにかけて温野菜に、豆腐の水切りに、乾物を戻すのに、鶏肉を酒蒸しになど、時短料理に電子レンジは欠かせません。
ただ使い慣れないと、量や調理の方法によっては火の通りぐあいにムラができることもありますので、何度か試してレンジにかける時間を調節してください。
仕事や育児をしながら、家事もこなす忙しい毎日。面倒に感じる料理も、すぐに使える食材があればハードルが下がります。まとめて下ごしらえをする時間がない場合は、にんじん1本をまとめて切っておく、などできる範囲からでも良いと思います。ぜひ一度試してみてください。
ライター:のぞみ
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